営業で外回りをする時に、どんなランチにするかを考えますよね。
中には、「昼食のことなど考えられない」「ランチを食べる時間もないほど忙しい」と言う営業マンもいるかもしれません。
でも、どんなに忙しくても、軽食でいいのでランチを採りましょう。
昔から「腹が減っては戦はできぬ」と言います。
良い仕事をするため、健康維持のため、朝食と同様にランチも大事な食事です。
客先を訪問する前に食べるのか、それとも1件回ってからにするのか。
レストランにするのか、喫茶店にするのか、それともファミリーレストランにするのか。
時間が無いから、立ち食い蕎麦や牛丼屋、それともハンバーガー屋でドライブスルーか。
色々な選択肢はあるものの、どこかで必ずランチはとりましょう。
この記事では、ランチの役目と重要性を解説しています。
目次
営業マンにとってのランチの役目とは
営業マンにとってランチは、単に空腹を満たすためのものではありません。
ランチは多忙な営業マンのエネルギー源であり、ストレスへの耐久力を付けてくれる大事な食事です。
そのため、重要な商談の前には肉を中心としたメニューに拘っている、と言う人も多いのではないでしょうか。
がっつり食べて人一倍働く、1軒でも多く訪問するなどは、営業マンにはランチの効果でもあります。
ランチはエネルギー源としての食事ですが、それ以外のランチの役目を考えてみましょう。
社内モードから外回りモードへの切替えをする役目
出社してから外出するまでの時間は、社内業務や電話対応などに振り回されて、あっと言う間に過ぎてしまいます。
「ああもうこんな時間か」と気付いて、支度をして会社を出る訳ですが、多くの営業マンは、移動時間の中で気持ちを切替ています。
それで上手く切替えることができていますか?
雑多な業務に追われる午前中の「社内モード」のまま顧客を訪問するのではなく、ランチを挟んで「外回りモード」へ切替えましょう。
訪問時間から逆算してランチを食べることになりますが、訪問先の近所で食事をすると安全です。
ランチタイムを有効に使って、頭の中を切替え、資料を確認して、セールストークやシナリオを復習しましょう。
ランチにより、頭もお腹も良いコンディションで顧客を訪問できますね。
顧客との会食、商談の役目
ランチの大きな役目が、商談の場になります。
顧客と会食をしながら、商品やサービスについてセールスをします。
一緒にランチを楽しむことで、話しを聞いてもらう環境が整います。
顧客との会食は、商談を大きく進めるチャンスです。
この場合、どこでランチを食べるのかが重要なポイントです。
顧客から指定が有れば問題ありませんが、自分で決める場合はじっくり話ができるお店を予約しましょう。
予め顧客の好き嫌いが分かっているとよいですが、そうでない場合はメニューが豊富なレストランを選びましょう。
注文する料理は同じ物にするか、違う場合は顧客より安めの料理を頼みましょう。
食べるペースを顧客に合せながら、話題を選んで会食を進めてください。
そして、いきなりセールストークは厳禁です。
せっかくのチャンスなので、効果的なランチになるように、気配りを忘れず商談をしましょう。
営業のランチは社外関係者などとの打合せの役目
ランチタイムを利用して、社外の関係者とも打合せをすることもよくあります。
社内で仕出し弁当や出前を取る場合もありますが、多くの場合は会社の近く、または顧客の近くのレストランや喫茶を利用することが多いです。
特に協力を仰ぎたい場合や、仕入れ品をディスカウントして欲しい場合など、お願いごとの場面でランチを利用します。
お店選びにこだわりはありませんが、静かすぎるお店は「ここだけの話」をしにくいので避けましょう。
最後に経費で食事代を清算することで、よりお願いする姿勢をアピールしたりします。
その他の役目
それ以外に、ランチには自由な発想を生む、気分転換する、ストレスを解消する、情報交換をする、プライベートな用件整理などの役目があります。
これもとても大切な役割ですね。
仕事に行き詰っている場合には、発想の転換が必要です。
社内では硬直化した考えしか浮かばず、解決の糸口が見つからない時に、外でのランチが助けてくれることもあります。
またランチには、好きな物を食べてストレス解消するという効果もありますね。
会社の同僚とのランチも、親交を深める以外に情報交換の場として活用できます。
自分一人では思いつかないアイデアが出てくるかもしれません。
以上のようにランチの役目は多様です。
うまく利用すれば、営業活動の大きな助けになります。
【おまけ】営業のランチはどこで食べるの?
毎日の営業活動の中でアクセントとなるのがランチですが、どこで食べているでしょうか。
外回りなら顧客訪問とセットで、自動的にお店が決まっている人も多いでしょう。
それとも、同じお店で日替わりランチを楽しむパターンでしょうか。
出かける前なら、社内でコンビニや仕出し弁当を買って食べることはよくあります。
社員食堂や会社が入っているビル内のお店も、天候に左右されず時間が節約できるので、便利ですね。
会社の近くは選択肢が多いけれど、居心地が良いのか、メニューが気に入っているのか、案外同じお店で食べています。
また、社内業務で手間取ったため時間が無くなり、駅の立ち食い蕎麦で済ませることもありますね。
逆に時間に余裕がある時には、喫茶店のランチで食後のコーヒーをゆっくり楽しんだり、ホテルのランチバイキングでストレス解消したりします。
営業なら、新しいお店が開店したら行ってみる、話題のメニューは一度試してみるなど、好奇心を持っているとランチも営業トークに活用できます。
また、ラーメンなどの麺類やカレーにとことん拘って食べ比べをしておけば、楽しい話題を提供できます。
好きな物を食べて、それが営業活動に役立てば一石二鳥の効果がありますね。
【おまけ】営業マンのランチの予算
外回りの営業マンは、ほとんど毎日外食が続きます。
外でのランチはどうしてもお金がかかります。
最新の調査では、サラリーマンがランチにかける予算は平均585円(2020年新生銀行の調査による)です。
外食で500円台となると、立ち食い蕎麦や牛丼、ハンバーガーなど、ファストフードが中心になります。
毎日ファストフードで済ませてもよい人は少数でしょう。
何より栄養バランスが偏って、不健康になりますから気を付けなくてはなりません。
従って、多くの営業マンはランチにそれなりのお金を使っていることでしょう。
ランチが安いお店を幾つか調査しておいたり、経費で落とせる時などを利用して、賢く節約をしましょう。
その点、社外関係者との打合せは経費処理をし易いので、可能な場合はランチタイムに行うとよいですね。
毎日のことなので、発想を転換して「営業はランチが安いお店を探す楽しみがある」と考えてみてはいかがでしょうか。
顧客訪問の際にルートを考えて、その沿線で安く食事ができるお店の情報を調査しておけば、それだけで役立ちます。
もちろん、値段だけでなく、そこのお店でなくては食べられない、名物メニューも是非楽しみましょう。
ランチを安直にファストフードに頼らず、工夫をすればそれだけ節約ができます。
注意して欲しいのは、多忙を理由にして、ランチを疎かにすることです。
営業はとかく時間が不規則になりがちですが、ランチ抜きは避けましょう。
営業のランチタイムは何時?どれ位取るの?
通常勤務のサラリーマンと違って、営業マンのランチタイムはまちまちです。
顧客や社外関係者との関係で、昼食の時間帯が仕事になることもしばしばあります。
また、移動時間がランチタイムと重なる場合もよくあります。
うまくいくと、正午辺りにランチタイムを確保できますが、どこのお店も混んでいて、思ったより時間がかかることもあります。
そのため、お客の回転が早い牛丼屋やカレー店をよく選択しています。
社有車で移動する場合は、ハンバーガーショップのドライブスルーを利用したり、コンビニでおにぎりやサンドイッチを調達する手もありますね。
考え方を変えてみると、人気のお店に行くなら、混んでる時間帯を避けて食事ができることは、営業のメリットです。
ただしあまり遅い時間だと、お目当てのランチが売切れている恐れがあります。
たまには早めに会社を出て、ランチタイム開始に合せて行けば大丈夫です。
最新の調査では、サラリーマンが昼食にかける時間は、20分程度(2020年新生銀行の調査による)です。
営業マンの場合、実際に食べている時間はそれよりも短いのではないでしょうか。
せっかくのランチですから、可能なかぎり早食いを避けて、少しでもゆとりを持って味わいたいですね。
生活習慣病とランチ
美味しいランチを食べたいけれど、高血圧や高脂血症、糖尿病などの生活習慣病のため、食事制限をしなくてはならない営業マンもいます。
基本は、高カロリーや塩分の多い食品を避けて、バランスがよい食事をとることです。
とくに、腹八分目と野菜を積極的に食べることを意識してください。
生活習慣病の予防や進行防止には、毎日の食事や運動が大切です。
お店選びの際には、ヘルシーメニューがあるお店や、メニュー表に料理に含まれる栄養成分などを表示しているお店を選びましょう。
注文する際には、料理のエネルギーや脂質、食塩量を見比べてから、料理を選ぶ習慣をつけましょう。
営業マンに限らず、「体が資本」です。
健康であればこそ、仕事に注力できます。
あなたが好きな物ばかり食べていては、病気になってしまうかもしれません。
ランチに限らず、日々の食生活には是非関心を持ってください。
【まとめ】営業はランチを食べることでパフォーマンスが上がる
営業マンにはランチが重要な役目を果たしていることを、理解頂けましたか。
よい仕事することと、美味しくランチを食べることは、「車の両輪」のようなものです。
とくに午後からの重要な仕事をしっかりやり抜くためには、ちゃんとランチを食べなくてはなりません。
気力も笑顔もお腹が空いていると、十分な効果を発揮できません。
顧客と話している時に、お腹が鳴っていると気になって集中できません。
その様子は顧客にも伝わるので、決して良い結果になりませんよ。
これで、多忙を理由にランチを抜くことは無くなりましたね。
仕事で成果をあげるため、元気で働くために、ちゃんとランチを食べましょう。
ランチを食べる時間も惜しいほど忙しい営業さんには、簡単登録できる転職エージェントがお勧めです。