米国を中心とする海外では「CPQが必要な理由」に関する記事が日々増えています。
これはコロナによって働き方が変わり、CPQの重要度が日々高まっているということです。
ただ、CPQは今はまだ日本では認知が広まってきた段階で、参考情報が少なく、何がメリットなのか理解しにくいと思うでしょう。
本記事では、CPQ機能を搭載した中小・ベンチャー企業向けの全自動見積・受注クラウドであるスマートディールを開発する筆者が、「クラウドCPQを成長企業が導入すべき理由」を調査し、10個にまとめました。
目次
クラウドCPQを導入すべき6つの理由
まずは一般的なクラウドCPQがもたらすメリットについて見ていきましょう。
そもそもCPQって何?って方は、まずはこちらをお読みください。
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それでは見ていきます。
1. スピードが上がり、時間を節約可能
これまでのエクセルやワード、紙での見積作成&提出作業では、アナログなためケアレスミスが発生しやすく、最もスピードが遅くなるプロセスでした。(提案や企画活動と違ってつまらないですし…)
クラウドCPQでこれらのプロセスを自動化することで、見積もりスピードがあがり、時間を大幅に節約できます。これは自社だけでなく、顧客にとっての時間節約にもなります。
時間は、全ての人間にとって平等に分配されており、最も大事な資産であることは言うまでもありません。
スピードアップや時間節約が出来るだけでも、クラウドCPQを導入すべき理由となるのです。
2.リスクを減らし、企業の信用を守る
誤って古い価格設定や、申込書の雛形で提出してしまった経験は誰にでもあるはずです。
間違った情報、間違った価格で見積もりを提出することは、企業の信用を損なう最も大きなリスクになります。
最悪の場合、取引の破断だけでなく、法的な問題にまで発展する場合もあるのです。
クラウドCPQで常に最新の情報に保ち、リアルタイムで状況を確認できるようにすることにより、リスクを減らして企業の信用を守ることが出来ます。
3. ファストアプローチで、取引成約率が向上
特に新規取引の際、購買者(買い手側)が発注するうちの半分は、一番最初に貰った提案・見積を基準にすると言われています。
特にクラウドCPQでは、顧客もPCやタブレットでいつでもリンク1つでWeb見積もりを確認でき、提出した瞬間に取引内容を把握することが可能になります。
4. 請求業務もスムーズに
クラウドCPQを請求と連携すると、非常にシンプルな業務プロセスになります。
データを再入力する必要がなく、ケアレスミスが少なくなり、バックオフィスの手間がはぶけます。
クラウドCPQはCRMやSFAと違って、営業担当以外の業務プロセスも改善してくれます。
5. 取引データを可視化
これまで「取引データ」という、フロントオフィスからバックオフィスまでのデータを統合したデータの収集は困難でした。
それは利用するシステムが違ったり、データを集計するにも部門が異なると手間がかかるからです。
クラウドCPQはこのデータ収集を手助けすることができ、企業にとって真に価値ある情報となる可能性があります。
6. 誰もが場所や時間に囚われなくなる
日本にはおそらく、スマートフォンやタブレットを持ってない営業担当者はいないでしょう。
なのに見積もりの作成や確認は、PCを開かないと出来ない。これは時代にあっているのでしょうか?
クラウドCPQを利用することで、手持ちのデバイスに関係なく営業担当者はいつでもどこでも業務が可能になります。
また、顧客や取引先も、外出先や在宅勤務でPCを持ってない可能性がありますが、スマートフォンやタブレットは持っているはずです。
つまり、クラウドCPQを利用していないことは、それだけで顧客や取引先に不便を与えることに繋がります。
最新のクラウドCPQが効率化する4つのこと
更に、現代型の最新クラウドCPQを導入することで、これまで述べてきた6つに加えて更に4つのメリットが得られます。
7. 契約・規約同意もスムーズに
発注や申込プロセスが統合された最新のクラウドCPQを活用することで、見積もり業務だけでなく、受注プロセス全体が大幅にスピードアップします。
どんなに良い提案や見積を送っても、申込同意や発注完了がされるまでは、受注にならなければ売上にもなりません。
さらに、サブスクや月額制サービスがこれからの主流になりつつあるため、クロスセルやアップセル、サブスクリプションの自動更新を簡単にすることは、これから必須となっていきます。
8. 新サービス・新商品への対応が迅速に
誰よりも早く、新サービス・新商品を市場に出していくことは、企業成長において最も重要です。
毎回エクセルやワードでやっていたら、社内周知で時間がかかったり、担当によっては抜け漏れが発生するでしょう。
最新のクラウドCPQを使用すると、新サービス・新商品の情報更新や、販売開始がこれまでになく簡単で迅速になります。
管理者がCPQで商品やサービス、申込雛形を管理するだけで、営業現場はいつでも最新の内容で提案出来るのです。
9. Eコマース化への対応
多くの商品やサービスは、オンライン完結で購入することが可能です。
米国のリサーチ会社であるForrester Researchによる企業間取引(B2B)の購買担当者に関する調査では、コロナ前の時点で以下のような調査結果を報告しました。
- B2B購買担当者の59%は、できれば営業担当者と話をしたくないと考えている。
- B2B購買担当者の74%は、対面よりWebサイトからの購入の方が便利だと感じている。
このように購買者は、出来る限り自分たちで選んで買うことを望んでいます。
普段の買い物はオンライン完結なのに、法人からの購買はオンラインで出来ない… 購買者にとって不便であるのは明白です。
最新のクラウドCPQを売り手側が用いることで、購買者は法人からもオンラインで完結で購買することが可能になります。
ビジネスは誰のためのものでしょうか?これを考えれば、今すぐすべきことは明白ですね。
10. マーケットが世界に
現在は見込み顧客へのアプローチから商談活動まで、オンラインで完結するデジタルセールスの時代へと変化しています。
これによって地域という壁がなくなり、本当の意味でマーケットは世界に広がりました。
最新のクラウドCPQによって、貴社のデジタルセールスは本当の意味でオンライン完結となるでしょう。
今すぐ手軽に最新のクラウドCPQを試したいなら?
この記事では、「クラウドCPQを成長企業が導入すべき理由」を10個まとめて解説しました。
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