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外資系SaaS営業へ転職!シリコンバレー経験者が実情や裏側を紹介

外資系SaaS営業は魅力的な転職候補ですが、その難易度は高いのも事実です「外資系SaaS企業って華やかなイメージあるけど、実際どうなの?」「ぶっちゃけ、どれくらい稼げるの?」「というか英語できなくても行けるの?」など、外資系SaaS企業の営業職への疑問は尽きませんよね。

本記事では、外資SaaSの営業職の転職・キャリア支援を日頃から行うSaaS営業のキャリア専門家が、外資系SaaS企業の営業職に転職する魅力をお伝えすると共に、向き不向きを含めた裏側部分まで解説。

筆者の出身大学は帰国子女なども多く、かなりの友人が外資系SaaSの営業職で働いており、筆者自身マレーシアやシリコンバレーの海外現地法人などで働いてきました。外資系SaaS営業で働くメリット・デメリットや、実際に転職を叶えた人の事例などをもとに、リアルな情報をお伝えしていきます。

外資系SaaS営業に転職する魅力

まずは日系企業とは違った外資系SaaS営業の魅力についてご紹介します。アメリカや中国では日本よりも技術スピードが圧倒的に早く、「シリコンバレーは日本の2年先を行く」とも言われてます。

SaaS業界はアメリカでは既にかなりの勢いがあり、テクノロジー分野での情報知識は勿論、営業技術や営業組織の仕組みやなども、外資系SaaS企業では日本の先を行きます。

 

最先端の技術トレンドを得られる

例えば外資系のSaaSの代表格であるセールスフォースを例にします。日本でのSaaSの開発・普及は米セールスフォース・ドットコムがリードし進めてきましたが、セールスフォース・ドットコムの設立は1999年です。

その後、時を越えてSaaSは2017年頃からやっと一般的に認知されてきて、現在は日本の日常にも溶け込んできました。

すなわち、業界内だけでなく、全世界のトレンドを左右するといえる存在感を外資SaaSでは体感できます。毎年のように新たな技術が生まれる業界に身を置くことで、あなた自身も最先端の人材になれるでしょう。

 

最新の営業手法を学べる

最近は「インサイドセールス」と言われるオンラインで商談をするスタイルや、「the model」と言われる分業型の営業組織、「インバウンドマーケティング」というプル型の顧客獲得手法も、日本で多く見られるようになってきました。

ただ、これらの名称がカタカナ語だと見てもわかるように、このような最新の営業手法や概念は海外から入ってきた外来語です。日本で生まれ育ったものではありません。

しかし、外資系SaaS企業では日本で流行る以前から、これらの営業手法に取り組んでいます。元Google Japanのセールスをしていた友人によると、Google Japanでは既に10年以上前からこれらの営業手法や概念を用いて営業をしていたようです。

営業パーソンとして成長する上でも、外資系SaaS企業はかなり良い選択肢と言えるでしょう。

 

年収アップやスキルアップがしやすい

外資系SaaS企業では、社員のスキルアップのサポートを積極的に行うところが多いです。

自分の関心のあるプロジェクトに携わらせてくれたり、新たな知識や英語を学ぶために十分に費用を出してくれたりと、社員への投資は惜しみません。

また、外資系SaaS企業には優秀な社員が多いので、そうした人たちに囲まれると、自ずと人間力も向上します。

他にも、実力主義の社風なので、やるべきことが終わればすぐに退社する社員が多いです。有給も数週間以上取れることがあるので、好きに学ぶ時間を作りやすいでしょう。

 

外資系SaaS営業に転職する際の給与事情

上記のように、SaaS業界(特に外資系SaaS企業)は、最先端技術を生み出し、保有しています。それら技術は、多くの法人・個人が求めているため、自ずと価値が高まり、企業の売上も伸びやすいです。

それに伴い、そこで働く社員たちの給与は高くなっています。特に営業職は、結果を出した分だけ、インセンティブで還元されることが多いので、高給になりやすいです。さらに詳しくみていきましょう。

 

外資系SaaS企業の花形は営業職

外資系SaaS企業には、営業やマーケティング、人事、バックオフィスなど様々なポジションがありますが、外資系SaaS企業の日本法人で働く人の多くは、中でも「営業が1番稼いでいる」と口を揃えて言います。

外資系SaaS企業の本社の花形は、間違いなく開発職です。アメリカのシリコンバレーや、中国の深センという都市など、最新の技術が生まれる本社の中では、技術者が重宝されるのです。

それに比べて日本法人は、技術を開発することがミッションではなく、日本企業に製品やサービスを売ることが求められます。そのため、営業職が花形であり、最も稼げるポジションとなっているのです。

 

営業のインセンティブが青天井

外資系SaaS企業とはいえ、全職種が稼げるわけではありません。営業以外だと、会社の業績によって、年俸の5%〜10%が支給されるといった企業がざら。

それに対して営業は、自分の売り上げた金額の一定の割合が、インセンティブとして支給されることが多いです。大きな案件を成約させると、1000万円以上ものインセンティブが一気に入ってくることもあります。

こうしたインセンティブ制度は、日系SaaS企業と比べると抜群に待遇が良いです。日系の場合「月給は35万円。ボーナスは年2回で、会社・部署の業績によって支給。たくさん売れたら、昇給や昇進する可能性が高い」といった具合でしょう。

自分の成果に対する絶対的な見返りがないので、モチベーションに欠ける面もあるかと思います。外資系SaaS企業の場合「年俸は700万円。販売額の5%を年に1回支給」などと、きちんと還元され、売れる社員ほど稼げる仕組み。

稼ぎながら市場価値を高めたい方にとって、外資系SaaS企業の営業に転職することは、望ましい選択になるはずです。

 

自社株付与・ストックオプション制度などの特典

自社株付与とは、社員に対して、自社株を付与する制度です。

基本給によって、どの程度の株が付与されるかは変わります。「たくさん売ってくれる優秀な社員には、多くの株式を数年間付与して、長く勤めてもらおう」「自分で株を手にすることで、投資意識を培ってもらおう」といった意図が込められています。

いつでも売りに出すことができるので、現金化しやすいところも魅力です。

次にストックオプションは、上場前や上場直後の企業で付与されることが多いです(日系のベンチャー企業でも付与されます)。最初にあらかじめ決められた金額よりも、市場で売買されている金額のほうが高い場合に、大きな利益を得られるものです。

株を手に入れた後に企業が急成長し、多額のストックオプションを得たというラッキーな事例も。給与やインセンティブの他に収入源があることは、生活や心の安定に繋がりますね。

 

外資系SaaS企業への転職で、年収2000万円になった事例

日系企業から外資系SaaS企業へ転職することで、年収アップを叶えた人は多くいます。実際に、新卒で日系のSierになり、年収450万円。

そこから外資系SaaS企業の営業担当として年収1000万円を達成し、その後も外資系SaaS企業への転職を経験し、現在はSaaS営業部長して、年収2000万円を稼いでいるというつわものも。夢のある業界・職種だと感じますね。

もちろん、こうした華々しいルートを辿らずとも、年収1000万円プレイヤーになることは大いに可能です。

筆者の知人は、学歴や技術はなかったのですが、外国語が話せるということで、誰もが知る外資系SaaS企業へ就職。営業職として稼ぎ、20代前半では考えられない年収を得ています

つまり、外資系SaaS企業という稼ぎやすい業界へ転職するだけで、給与が一気に上昇する可能性は極めて高いのです。

 

外資系SaaS営業に転職する際の注意点

もちろん、最高の待遇の裏には、懸念すべきことも多くあります。

そもそも、転職して入社することも厳しいですが、入社した後も厳しいのが外資系のSaaS営業なのです。

 

実力をつけて、成果を出し続けなければならない

特に営業職は、月収のうちインセンティブが3〜4割を占めるため、成果を出せないと生活に支障をきたすことに。

そのプレッシャーからは逃れられません。そもそも、外資系企業の社員に対する考え方は、日系企業と大きく異なります。具体的には、日系は社員に合わせてポジションを用意しますが、外資系は“ポジションに合わせて”社員数を調整します。

じっくり育成していこう、と長期育成を視野に入れた採用ではなく、必要な人を必要なポジションに充てれば問題ない、といった考え方で、実力を考慮して採用することがほとんどです。

つまり、外資系企業にとって必要のない人材になると、事実上の解雇となり、基本的には他社でポジションを探すことになります。

 

最新テクノロジーや営業に関して、勉強し続けなければならない

本記事冒頭でもお伝えしましたが、SaaS業界は大変移り変わりの激しい業界で、5年もすれば一気に業界全体が変わります。

例えば、一昔前はIBMやマイクロソフトが圧倒的な人気を誇っていましたが、現在はGoogleやAmazonが人気企業になりました。更にこれからは「とりあえずSaaS」ではなく、今はSaaSをどう繋げて稼ぐかが注目されているのです。

それに伴い、主要な分野や技術が変わるので、そうした知識を学び続けなければなりません。営業の場合は、製品・サービスをセールスする立場なので、お客様からの信頼を得るためにも、知識量は肝になってきます。

なので、向上心や成長意欲の無い方には全くオススメできません。

 

英語力が必要な場合が多い

当たり前ですが外資系企業なので、ある一定数の英語力は求められます。会社規模が大きくなった外資系企業に関しては、入社前の英語力はそこまで関係ない企業もあります。

ただ、外資SaaSといってもかなりの数があり、規模がそこまで大きくない場合は、海外本社とのやりとりで英語を使ったり、そもそも上司が外国人だったりするので英語力がある程度必要です。

ここも外資系SaaS企業のネックポイントだったりします。

 

【まとめ】外資系SaaS企業に営業で転職する際に気をつけること

ここまでで、外資系SaaS企業の特徴をお伝えするとともに、特にSaaS営業職におけるメリット・デメリットを整理してきました。最後に、外資系SaaS企業に転職を検討する上で、ココだけはおさえておきたい基本的なところをまとめました。転職活動をする前に今一度見直してみてください。

 

①日系企業とは全く異なることを知っておく

評価制度や給与体系、雇用に対する考え方など、働き方のベースになるところから違いがあります。最初にきちんと調べておきたいところです。

 

②実力やスキルがあってこそ採用される

実力主義の外資系企業では、採用基準もそれに沿ったものになっています。ただ、企業によって必要としている人材は違うので、出来るだけ多くの企業情報を集めて、自分に合った企業を選ぶことをオススメします。上記2点をおさえた上で、転職活動を始めましょう。

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  • この記事を書いた人

石塚卓也

エニーセールス・マガジン編集長。マレーシア・シリコンバレーのスタートアップ、日系のベンチャー、営業フリーランスを経て起業。現在営業・販売職専門の転職支援や、セールスコミュニティの運営、IT営業に関する本の出版なども手掛ける。ベンチャー・外資など含めたIT・Web系セールスのキャリア専門家。

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