近年インサイドセールスという言葉を耳にする機会が増えてきました。
一昔前までは「営業」で伝わっていましたが、今後は営業は営業でもインサイドセールスなのか・フィールドセールスなのかまで伝えなければ何を指しているのか分からない時代になっています。
そして、働き方改革の影響や、コロナウイルスの影響により非対面での営業が増えてきており、これからよりインサイドセールス需要が高まっていくでしょう。
実際、インサイドセールスの採用募集は増えてきています。
とはいえ、インサイドセールスは何をする職種なのか。インサイドセールスはどんなキャリアパスを歩めるのか。まだまだ不透明なことも多いと思いますので、本記事で明らかにしていきたいと思います。
私自身、某大手WEB広告代理店のグループ会社でインサイドセールス経験があり、そこで培った経験をもとに現在は独立することができていますので、そこで感じたことも含めてお伝えしていきます。
目次
インサイドセールスの将来性!需要は高騰で独立のキャリアパスまで?
インサイドセールスのキャリアパスの前に、将来のキャリアを形成する上では欠かせない「何ができるようになるのか」という部分について考えていきます。
こちらの記事はインサイドセールスのキャリアパスについての記事になっているため、インサイドセールスの業務を細かく知りたい方はこちらの記事もご参考ください。
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では、インサイドセールスでは、どのようなスキルや力が身に付くのでしょうか。
私が考える3つをご紹介します。
コミュニケーション能力
ビジネスパーソンにおいてとても重要な、コミュニケーションスキルが身につきます。
声やテキストだけでお客様のニーズを拾い、商品のメリットを適切に伝えなければいけないため、”伝える・伝わる”コミュニケーション力が身につくでしょう。
そして、マーケティング部やフィールドセールスとも協力して、アポイント獲得または成約まで持っていく必要があり、社内でのコミュニケーションも必須のため、仕事をスムーズに進める力や周りを上手に巻き込む力もつきます。
仕事スピード&正確性
一日に何十件もの見込み客に電話やメールなどで接触しなければいけなため、スピード感を持って対応していく必要があります。
加えて、成約になりそうな案件はフィールドセールスに情報共有をしないといけないため、正確に顧客の状況を把握しなければいけません。
PDCAを回す力
顧客と多くの接触をするため、伝わりやすい言葉選びや、ニーズを把握する質問の仕方など1回1回PDCAを回しながら行うことができることも大きなメリットの一つだと言えます。
言われたことをするだけでなく、自分で考え、行動し、分析し、改善するサイクルを高速で回すことができることもビジネスパーソンには大事な要素です。
私もインサイドセールスとして働いていた時は、伝わりにくい言葉や断られたことに対して切り返せなかったものを、次の架電時には少し変えて伝えてみて反応がどう変わるのかを試しながら行っていました。
上記のようなスキルを得て、事実筆者は独立もできております。
インサイドセールスへの転職に必要な条件
では、どのようなスキルや経験があればインサイドセールスへと転職できるのでしょうか。
日本国内ではまだ、インサイドセールスの経験がなくても転職できる可能性はあります。
ただしインサイドセールスは現在かなり主流となってきており、特に20代後半を越えると経験者を求める確率が上がります。
今のうちから将来性のある職種への転職を検討してみるのも良いかもしれません。
営業経験(必須条件)
お客様と電話やメールなどでコミュニケーションを行う業務を経験した方、つまり営業経験やカスタマーサクセス経験があるかどうかは重要なポイントです。
インサイドセールスのメインの業務は、電話やWEB会議での多くのお客様とコミュニケーションを行うことになります。
だからこそ、上記経験者はインサイドセールスに必要なスキルを兼ね備えているのと言えるのです。
オンラインツールを用いた営業経験(歓迎条件)
インサイドセールスの特徴として、オフィス内や在宅で営業をすることになるため、ほとんどの場合オンラインツールを用いての営業となります。
そのため、オンラインでの営業経験はより歓迎されるスキルになると思います。
高いコミュニケーション能力(歓迎条件)
「得られる力」でも記載しましたが、顧客との声とテキストだけのコミュニケーションに加え、社内でのスムーズなコミュニケーションも求められるため、転職前からこのスキルがあれば尚よしです。
行動ファーストであること(歓迎条件)
こちらはあくまでも私の考えになってしまいますが、インサイドセールスは1件でも多くの顧客と接触し、伝わりやすい言葉、ニーズを捉えられる質問スキルなど、何かと高速でPDCAを回すことが成果を出すためには必要です。
なので、まず考えるよりは、まず行動する。そしてなぜ失敗だったのか、成功だったのかを考えられる人の方が歓迎されるでしょう。
インサイドセールスの将来的な4つのキャリアパス!
1. インサイドセールスマネージャー
インサイドセールスとして実績を積んだ後は、インサイドセールスチームをまとめるマネージャーとして、案件の管理や社員の管理など人をすることができるようになります。
インサイドセールスはまだまだ発展途上のため、会社によっては組織が未完成な状態や人数が少ない可能性があり、他の職種よりも早いタイミングでのマネージャー抜擢があり得るのではないでしょうか。
2. フィールドセールス
インサイドセールスで高いコミュニケーション能力や仕事のスピード、正確性を身に付けられるため、フィールドセールスでも活躍できる可能性は十分あるでしょう。
企業によっては、インサイドセールスのステップアップ先としてフィールドセールスを位置づけキャリア提示する場合もあります。
3. カスタマーサクセス
カスタマーサクセスとは、自社サービスを通して既存顧客の課題を解決し、結果として自社サービスを継続的に使い続けてもらうために働きかける業務です。
SaaSなどのリピート率が会社の業績に大きく関係してくるようなビジネスモデルでは、カスタマーサクセスがとても大切になります。
インサイドセール同様、基本的には電話やメールなどで顧客との接触をするケースが多いためキャリアの選択肢には十分入るでしょう。
カスタマーサクセスに関してもっと詳しく知りたい方は、こちらもご参考ください。
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4. インサイドセールスのフリーランス
上記3つが基本的なキャリアパスにはなっていきそうですが、冒頭でも触れたように日本でのインサイドセールス需要は伸びてきていると感じます。
そのため、将来は導入を検討する会社が増えてくると思いますが、ノウハウがないため、どのようにしてインサイドセールスを立ち上げればいいのかわからない会社が増える可能性が高いです。
そのような会社に対して、インサイドセールスチームの立ち上げメンバーとしてキャリアを進めることも出てきそうですし、さらには、実績もあり、マネージャー経験などもあれば、インサイドセールス立ち上げコンサルなど貴重な人材にもなれるはずです。
私は、インサイドセールスの経験を生かし、営業代行(新規開拓テレアポ)で独立することもできたため、インサイドセールスでの経験は意外と貴重なものかもしれません。
テレアポや非対面での営業ができることで、独立もキャリアのひとつになります!
【まとめ】インサイドセールスの将来性!キャリアパスや需要を独立した経験者が解説
近年、インサイドセールスを導入している国内企業は増加しています。
中でも、SaaS企業の営業部門には必ずと言っていいほどあります。
SaaS営業に関することや、企業の選び方に関して知りたい方はこちらも参考ください。
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働き方改革によって、どの企業も効率よく売り上げを上げようと試行錯誤しているので、その中の策のひとつとしてインサイドセールス導入を検討する会社は少なくないと思います。
私の考えとしては、現状のキャリアパスでは上記で説明したようなキャリアがメインになりますが、自らの価値を高めなければいけない時代になってきているからこそ、今後需要が拡大するであろうインサイドセールスの実績があることは大きな価値になると考えます。
ただ、インサイドセールスと言いながら、ただのテレアポになってしまっている企業も少なくないのが現状です。
そのため、インサイドセールスを体系的に学びたいのであれば、ベンチャーやスタートアップなど、新しいことを積極的に取り入れてノウハウ化している企業で経験を積むのが良いでしょう。
インサイドセールスのキャリアをお考えの方へ、一度プロに相談してみることをオススメします。
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