今回は、私たちが生活する上で、ありとあらゆる場所でお世話になっているリクルートについて話します。
例えば、引越しする時はスーモ、美容室予約する時はホットペッパービューティー、そして転職する時にはリクナビnextなどがあります。
「まだ、ここにない、出会い。」というミッションを掲げ、数々の企業と私たちを出会わせてくれています。
日本では、ものすごく影響力の強い企業となっていますが、そんなリクルートへの転職の難易度は高いのでしょうか?
リクルートの企業特性や社員特性などお伝えしますので、リクルートを少しでも理解していただき、転職選択などにお役に立てれば幸いです。
目次
リクルートへの転職難易度は?
そもそも、リクルートの転職難易度は高いのでしょうか?
結論、とても高いです。
理由としては、完全成果主義のため実績やスキルも必要になることや、そもそも大人気企業であるからです。
リクルートはホールディングス化しており、グループ会社が数多く存在していますが、基本的にはどの会社も入社難易度は高いと考えてください。
優秀な人が多く、経営者も数多く輩出しています。リクルート出身者を元リクなどと呼んだりする文化もあります。
リクルートの転職は高難易度!人気企業リクルートを理解せよ!
リクルートの転職難易度が高いことは理解できたかと思います。
それでは次に、ホールディングス化しているリクルートの組織体制をご紹介します。
リクルートでは大きく3つの事業にセグメントされており、事業ごとに関連会社が存在しています。
3つの事業セグメント
リクルートは、事業を大きく3つに分類分けしており、各会社がどの分類に当てはまっているのか公開しています。
では、3つの事業分類について触れていきます。
HRテクノロジー事業
「Indeed」を主軸に、人材採用関連領域におけるグローバルでのオンラインHR事業を拡大していくユニット
Indeedもリクルートなんだ!と思った方もいらっしゃると思いますが、2012年に、リクルートがグローバルIT企業へ転身するため、Indeedを約1000億円で買収しました。
HRテクノロジー事業は、現状IndeedとGlassdoorとなっていますが、今後グローバル展開をしていく上で、増えていく可能性はあるでしょう。
Indeed japan
Glassdoor
メディア&ソリューション事業
国内外の販促メディア事業、HRテクノロジーを除くHR事業を統合したユニット
メディア&ソリューション事業は販促事業と人材事業をメインに構成されています。
販促事業は、スーモ(住宅)・ゼクシィ(ウェディング)・ホットペッパー(飲食)など、オンラインでプラットフォームを運営し、広告ビジネスを展開しています。
人材事業では、リクナビやタウンワークなどのメディア事業や、リクルートエージェントのような紹介事業で構成されています。
基本的に一個人として(つまりビジネスサイドではなく一般消費者・サービス利用者として)関わることが多いのは、メディア&ソリューション事業のサービスになります。
株式会社リクルート
株式会社リクルートキャリア
株式会社リクルートジョブズ
株式会社リクルートマネジメントソリューションズ
株式会社リクルートライフスタイル
株式会社リクルートパートナーズ
株式会社リクルート住まいカンパニー
株式会社リクルートコミュニケーションズ
株式会社リクルートテクノロジーズ
人材派遣事業
各国の派遣事業を統合した人材派遣事業のユニット
様々な国の人材派遣事業を行っている会社を子会社化し、拡大しています。
ヨーロッパや北米、オセアニアなどとても幅広い範囲で人材派遣事業をしているのです。
コロナの状況下では、フランスにある多くの派遣スタッフや企業が、人材派遣会社との連絡が取れなくなりました。
そんな中、リクルートはオフィスを開き続けることで、お客さんの不安を解消したというような顧客ファーストな事例もあります。
出会いを創造しようとしている、リクルートならではの事例ではないでしょうか。
株式会社リクルートスタッフィング
株式会社スタッフサービス・ホールディングス
RGF Staffing B.V.
The CSI Companies, Inc.
Staffmark Group LLC
Advantage Resourcing UK Limited.
Unique NV
USG People France SAS
USG People Germany Gmbh
USG People Holdings B.V.
Chandler Macleod Group Limited.
リクルートの転職は難易度が高い!選考に通過する人の特徴4つ
大きく3つの事業があり、海外の会社も買収しているという会社規模や組織体制はなんとなく理解できたと思いますので、次は「人」についてです。
リクルート出身と聞くと、「優秀そう」「トップセールス」「高学歴」など色んなイメージが人それぞれあるかと思いますが、選考を通過する人は実際のところどんな特徴があるのでしょうか。
4つほど特徴を紹介していきます。
成果主義
まずは、成果主義です。
こちらは企業文化にも反映されている部分ですが、リクルートはとにかく成果主義です。
前職で、元リクルート出身者と一緒に仕事をしておりましたが、リクルートでは目標数字を達成できないと、発言力がだいぶ薄れてしまうようです。
それくらい成果主義であり、成果を出せる方や今まで成果を出してきた方が、転職には有利でしょう。
野心家
中途でリクルートに入った場合、即戦力として採用されます。
いきなり成果主義文化に飛び込んでいくわけですから、そこに対して頑張れる理由がなければ、すぐに辞めてしまう可能性もあります。
だからこそ、なんのためにリクルートに入るのか、入ってからどうしたいのか、が明確に語れる方の方が採用されやすいでしょう。
もちろんこれは他の企業でも同じですが、リクルートでは特に求められる力だと考えてください。
リクルート出身の経営者が多い理由も、「リクルートで力をつけて起業するんだ」というような野望がある方が、多いからではないでしょうか。
成長したい欲
どこの企業へ転職するにしても必要ではあると思いますが、もちろんリクルートでは人一倍必要です。
成果主義であるため、成果を出せるように日々成長しなければいけません。
成果を出すには、どんなスキルが必要で、どんな実績が必要なのかを分析し、行動する必要があります。
たとえ成果が出ず、苦しい立場だったとしても成長したいという気持ちで活動できる強いメンタルが重要です。
論理的思考力
こちらは、リクルート出身者は大抵兼ね備えているスキルです。
リクルート出身者が、実際にリクルート時代研修として、論理的思考力を高めるような研修があったと言っていました。
つまり、論理的思考力は、リクルートが研修をするくらい重要にしているスキルだということです。
面接では、結論からわかりやすく明快に話すコミュニケーションをとることを心がけましょう。
【まとめ】リクルートへの転職は難易度高め!成果主義者になれ
今回は、リクルートの転職の難易度や、組織体制、人の特徴についてお伝えしました。
組織体制については、HRテクノロジー事業・メディア&ソリューション事業・人材派遣事業と3つの事業からなっています。
また、リクルートの社員は、成果に貪欲であることや、なぜリクルートに入るのかが明確になっていることが特徴です。
そして、完全成果主義のため、成果を出せなかったとしても頑張れる理由がなければ、リクルートで働き続けることは難しいかもしれません。
だからこそ、リクルートに入るためには、スキル・実績・自信そして頑張る理由が必要かもしれません。
この記事で、リクルートへの転職に必要な情報を手に入れていただければ幸いです。
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