営業の悩み

営業はうつ病に注意?発病する前に知っておきたい7つのこと

営業というハードな仕事をこなすなかで、「もしかしたらうつ病なのではないか」と感じている方も多いのではないでしょうか?

営業職に限ったことではありませんが、仕事のストレスが引き金となり、うつ病を発症してしまう方も少なくありません。

そこで、今回は、「うつ病を避けたい」という方へ、発病する前に知っておきたい7つのことを紹介していきます。

ここではあくまでも、ハードな営業をこなす中での、身を守るためのきっかけに気づくための記事としてご参考ください。

既に発症している可能性があり、うつ病の正しい症状や正しい療法を知りたい方は、専門の病院等へ行くことをおすすめいたします。

営業が発症しがちなうつ病に対する理解を深めておくことで、安心感を得るためにご参考にしてください。

営業が発症しがちなうつ病とは、そもそも何か

まずはうつ病の概念から確認していきましょう。

うつ病を一言で言うと、脳の機能障害です。

人間の脳は外からの刺激を受け、適切な処理をすることで危険を回避する、ストレスを軽減するといったアクションを起こし、心身の健康を保とうとします。

しかし、一度うつ病になってしまうと、本来喜ぶべき情報もネガティブに捉えるなど、果たすべき機能ができなくなってしまうわけです。

うつ病の症状はさまざまですが、「周りの噂話がすべて悪口に聞こえる」、「褒められるのに喜べない」といったように、脳が素直に働いてくれないといった状況になってしまうこともあります。

 

営業をうつ病に追い込む2つのストレス

次に営業をうつ病に追い込む、2つのストレスを紹介していきます。

もちろん、営業職の方ばかりがうつ病になるわけではありませんが、営業はストレスが多い職業であることは事実です。

冷静に観察してみないとわからないストレスですが、うつ病の引き金になるものとしてしっかりと確認していきましょう。

 

職場環境に対するストレス

1つ目の営業職をうつ病に追い込むストレスが、職場環境に対するストレスです。

営業という仕事にではなく、会社という組織へのストレスです。

一見ストレスとは無縁に見える「できる営業パーソン」も、自分のスキルを思う存分発揮できない状況に不満を感じてしまうこともあります。

この精神的な負荷の根源は、職場環境が要因となり、思い通りに仕事が進まないというものなのです。

例えば、自分が自社製品に魅力を感じていない、上司の指示に納得できていないといった理由で提案に自信がもてないことも職場環境のストレスです。

思い通りに行動していれば結果に繋がるのにも関わらず、会社の製品や上司がストッパーになっていることが精神的なストレスに繋がってしまうこともあります。

 

職種に対するストレス

2つ目の営業職をうつ病に追い込むストレスが、職種に対するストレスです。

営業という仕事そのものに対するストレスです。

特にストレス耐性がない方は、「〇件の仕事をこなさなければならない」といったノルマに悩まされている方もいるのではないでしょうか?

このような営業職ならではの精神的な負荷が、職種に対するストレスです。

そのほかにもお客様のスケジュールに合わせたアポイントをとらなければならない、労働時間を削れないという方も珍しくありません。

総務省の調査では、営業の4人に1人が週に50時間ほどの労働をおこなっていることが分かっており、自分で気を付けなければ精神的な健康を保ちにくい状況に立たされつつあるとも言えそうです。

一昔前であれば、ノルマを達成した分のインセンティブやボーナスが用意されていることが一般的でしたが、昨今は成果に見合った報酬が用意されていないことも珍しくありません。

「全社目標」や「営業所の目標」から個人に割り振られ、ノルマを達成するモチベーションがないことが根底にある原因とも言えそうです。

 

営業ストレスでうつ病になる前に知っておきたい7つのこと

次に、営業ストレスでうつ病になる前に知っておきたい7つのことを紹介していきます。

うつ病は非常に克服が難しく、薬を服用しなければなくなる方も少なくありません。

そして、「もう一度活躍しよう」という意欲事態をなくしてしまうこともあります。

ただし、「自分を知るきっかけになる」というポジティブな捉え方をすることも可能です。

うつ病になったあとに脚光を浴びる方もいるため、じっくりと将来を見越した対策をおこなっていきましょう。

 

1. 小さな不安がうつ病に繋がることがある

営業ストレスでうつ病になる前に知ってほしい1つ目のことが、「小さな不安がうつ病につながることがある」というものです。

先ほども紹介したように、うつ病は脳の機能障害です。

営業はノルマを達成すれば自由と前向きに捉えられていたことが、急に不安ばかりになる。

見込み客が多く、安心できる状態にも関わらず不安ばかりが頭をよぎるという状態もうつ病の始まりかもしれません。

「いまいち仕事に集中できなくなってきた」という方は、うつ病の可能性を疑ってみるもの重要な行動です。

 

2. うつ病には深刻化するレベルが存在している

うつ病になる前に知っておいていただきたい2つ目のことが、「うつ病には深刻化するレベルが存在している」というものです。

営業ストレスで精神的に追い込まれてしまううつ病には、気が付いたら重度のうつ病だったということはありません。

風邪などの症状とは違い、必ずなにかしらの前兆があり、次第に重度化していくものなのです。

レベル

■うつ状態レベル1
- 当たり前のようにできていたことが思い通りにできなくなる
- 睡眠にムラが出る。
- 憂鬱や不安になる機会が増加する

■うつ状態レベル2
- 周りからの後押しがないと決断や判断ができない
- もともと興味があったものに取り組むことができなくなる
- 一日のほとんどを意欲的な気持ちでいられなくなる

■うつ状態レベル3
- 起き上がって行動することることが困難になる
- 周りの視線が気になり自分らしい行動をとることができなくなる

 

3. セルフモニタリングで自分を知ることが大切

3つ目に知っておいていただきたいことが、「セルフモニタリングで自分を知ることが大切」というものです。

うつ病という病気であり、医師から診断されるものというイメージがありますが、うつ病には自分で自分を観察するという視点が必要です。

簡単な例でいえば、「一日のどのくらいの時間に憂鬱な気分になるのか?」を知っているだけで、自分の身体の状態を正しく把握することができるわけです。

そして、一日いい気分だったという場合でも、自分で自分を観察するだけで「なにが要因だったのか?」を分析することができます。

精神的に追い込まれ、気分転換をする気力もない状態でも、自分の声を聞く時間を作るという工夫をすることはできるのです。

 

4. メンタルケアを正しく理解する

営業ストレスでうつ病になる前に知っておきたい4つ目のことが、「メンタルケアを正しく理解する」というものです。

人間にはコントロールできない感情があり、うつ病に対する正しい対策がわからないという方も多いのではないでしょうか?

しかし、人間の感情も脳からの指令のひとつにすぎません。

生命を脅かすような環境であればストレスホルモンを分泌し、距離をとらせようと働きかけます。

そして、安全が確保されている好ましい状況では、快適に過ごす時間を長引かせるためにハッピーホルモンを分泌するわけです。

うつ病対策には「適度な運動が効果的」とされていますが、その根拠は生物的に好ましい行動だからです。

特に朝日には、ビタミンDやセロトニンなどの神経伝達物質を分泌する効果があるとされていますが、人類が生まれてから当たり前に行ってきた習慣の1つだからです。

このように「なぜストレスを感じるのか?」、「なぜ快楽を感じるのか?」を理解することが正しくメンタルを理解する第一歩となります。

 

5. 医師の診断は参考にとどめる

うつ病になる前に知っておきたい5つ目のことが、「医師の診断は参考にとどめる」というものです。

もちろん、先ほど紹介したレベルで、すでにかなり深刻化している場合はすぐに抗うつ剤を服用したほうがよいでしょう。

ただし、「たまに気分が優れないことがある」という程度であれば、医師の診を鵜呑みにする必要はありません。

その理由は「自分はうつ病だ」という思い込みで、自分自身の行動を制御してしまう可能性があるためです。

医師の診断がなければある程度行動できた場合でも、「うつ病だ」という自覚があることで、外出や運動を躊躇してしまうこともあります。

 

6. うつ病は再発する可能性が非常に高い

「うつ病は再発する可能性が高い」ことも、事前に知っておいていただきたい情報のひとつです。

調査によって数値は微妙に異なりますが、約50%の人が再発するとも言われています。

また、一度再発してしまうと、2度目の再発率は90%を超えるとも言われています。

このように自分で自分を観察することができず、抗うつ剤を服用し始めてしまうと、「薬なしでは行動できない」という状態になってしまうこともあるわけです。

 

7. 転職や休業もキャリアに傷をつける選択ではない

営業ストレスで、うつ病に追い込まれてしまう前に知っておきたい7つ目のことが「転職や休業もキャリアを傷つける選択ではない」というものです。

うつ病は精神的に疲弊してしまっている状態であるため、すべてを後ろ向きに考えてしまうことがあります。

ただし、将来の自分のために、転職や休業を選択することも非常に大切です。

生活費に困るのではないかという方は、健康保険における手当金で最低限の生活を担保できることも知っておきましょう。

健康保険に加入していれば、病気やけがで働けなくなった場合に、給与額の約2/3を受け取ることができます。

もちろんゆとりのある生活を送ることはできませんが、最長1年6カ月の期間があれば十分な療養をおこなうことができるでしょう。

 

まとめ|営業はうつ病に注意?発病する前に知っておきたい7つのこと

ストレスの多い営業職をおこなっている方は、うつ病になる前にしっかりとした知識を身につけておくことをおすすめします。

キャリアが気になるという方は、意欲的に仕事に打ち込めない場合には、勇気をもって立ち止まるという選択があることを理解しておきましょう。

また、「自分はうつ病なのではないか?」と必要以上に警戒する必要はありませんが、理由のない不安や憂鬱には注意が必要です。

そして、うつ病が深刻化してしまう前にセルフモニタリングをおこない、「自分で自分のことを理解する習慣」を身に着けておくことがなにより大切です。

営業ストレスが既にきつい…という方は、ひとりでも出来るストレスの解消法の記事もあるので、こちらもご参考ください。

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参考

- 働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト『こころの耳』 https://kokoro.mhlw.go.jp/about-depression/ad001/
- サワイ健康推進課 https://kenko.sawai.co.jp/mental-care/201204.html
- 神楽坂こころのクリニック https://www.kagurazaka-mc.com/
- 医療法人東横会 心療内科 精神科 たわらクリニック https://www.tawara-clinic.com/

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