リモートワークが普及し、快適な環境を作るために必要なものへの注目度が高まっています。
すでにリモートワークをしている方の中には、「オフィスのように集中できない」と悩んでいる方も居るのではないでしょうか?
今回はそんな方々に向けて、自宅を快適なオフィスに変えるアイテムを紹介していきます。
PC周辺機器はもちろん、身の回りのアイテムを厳選することで、仕事の能率を高めましょう。
目次
リモートワークに最低限必要なもの
まずは、リモートワークに最低限必要なものを紹介していきます。
ハードウェアにおいては、業務用PCとネット回線さえあれば、会社の日常業務を問題なくこなすことができます。
業務用PC
リモートワークに最低限必要な1つ目のアイテムが、業務用のPCです。
企業によりますが、多くの会社は仕事に必要なPCを貸与しているため、自分で用意する状況は少ないでしょう。
ただし、自分で業務用PCを準備する場合には、必要なデータが移されているか・十分なセキュリティ環境が用意されているかを、事前に確認しておく必要があります。
リモートワークによって、自宅やワークスペースで自由に作業を行えるようになりましたが、PCには企業が取り扱う情報が保存されているという意識は忘れてはいけません。
また、必要最低限の機能が備えられているPCかどうかも、しっかりと確認しておきましょう。
ネット回線
ネット回線も最低限必要なアイテムです。
インターネットにさえ繋がれば、十分に事務作業を行うことができますが、昨今ではWeb会議ツールにも対応している回線である必要があります。
また、ワークスペースなどの出先でモバイル回線を利用する場合も、映像などの比較的大きなデータを十分に扱えるかを確認しておく必要があります。
家庭用のネット回線をそのまま流用もできますが、業務用PCと同様に、しっかりとセキュリティ対策がなされているかを確認しておきましょう。
在宅でのリモートワークを快適にする3つのアイテム
ここからは、在宅でのリモートワークを快適にする3つのアイテムを紹介していきます。
業務用PCやネット回線だけでなく、仕事用のスペースやデスク、椅子にも気を配ることでより快適な環境を用意できるでしょう。
1.仕事用のスペース
在宅でのリモートワークを快適にする1つ目のアイテムが、仕事用のスペースです。
意外に思われるかもしれませんが、子供がいる家庭だけでなく、1人暮らしの場合でもプライベートスペースと仕事用のスペースを分けることは非常に重要です。
ビジネスパーソンの性格にもよりますが、リモートワークを始める段階では仕事用のスペース作りから始めることをおすすめします。
邪魔になるものがない環境を創ることで、誘惑に負けることなく仕事に集中することができます。
2.体に負担のないデスクや椅子
体に負担のないデスクや椅子も、在宅でのリモートワークを快適にするアイテムの1つです。
業務量や1日のスケジュールによって変動しますが、1日10時間以上の時間をデスクに向かい合っていても体に負担のないデスクや椅子を選びましょう。
特に椅子の性能と、デスクの高さは自分の体にあった設計にしましょう。少々金額が高めになりませんが、椅子はプロゲーマーが推奨しているタイプがおすすめです。
座面や背面にしっかりとした弾力があり、体の状態に合わせて高さを調整することも可能なためです。
また、デスクは高すぎず低すぎないアイテムを選択しましょう。
デスクの寸法がすぐにわからない場合は、オフィスで使用している高さと同じものをチョイスすることで、不要なストレスを削減できます。
3.ライトやキーボード、会議用PCカメラなどの周辺機器
在宅でのリモートワークを快適にする3つ目のアイテムが、ライトやキーボード、会議用PCカメラなどの周辺機器です。
絶対に使用しないアイテムを揃える必要はありませんが、オフィスと同じような環境を作ることで、リモートワークを始めるストレスを削減できます。
また、会議用のPCカメラとライトは、リモートワークの必須アイテムになるといっても過言ではありません。
オフィスで使用していなくても、社内ミーティングやクライアントとの商談で使用する機会が生まれてくるため、事前の準備をおすすめします。
リモートワークにおすすめのソフトウェアツール
次に、リモートワークにおすすめの、3つのソフトウェアツールを紹介していきます。
在宅で必要になるソフトウェアツールを把握しておくことで、適切なPCやデバイスを選定する際の基準とすることができます。
1.名刺交換ツール
リモートワークにおすすめする、1つ目のソフトウェアツールが名刺交換ツールです。
リモートワークではないがしろにされてしまいがちな名刺交換ですが、相手の記憶に残すという点で非常に有効な手段と言えます。
そして、リモートワークで活躍してくれるソフトウェアツールが、オンライン名刺交換サービスです。
直接名刺を渡せない代わりに、画面上に表示したQRコードを読みとってもらうことで、個人情報や会社情報を手軽に共有することができます。
2.Web会議ツール
リモートワークの効率を上げてくれる、2つ目のソフトウェアツールがWeb会議ツールです。
昨今では多くの企業がリモートワークに対応するために、共通のツールを支給していますが、企業からの指示がない場合には、事前に機能とセキュリティ面を加味したアイテム選びを進めましょう。
機能面については、画面共有や録音機能を基本とし、テキスト起こし機能などが搭載されているものをおすすめします。
セキュリティについては、公式ホームページや口コミを参考に、情報漏洩に繋がらないアイテムをしっかりと選びましょう。
3.ビジネスチャットツール
ビジネスチャットツールが、3つ目におすすめするソフトウェアツールです。
リモートワークのデメリットともいえますが、それぞれのビジネスパーソンが場所を選ばずに業務を行える分、気軽なコミュニケーションが難しくなったと感じている方も少なくありません。
そんなコミュニケーション不足解消に、一役買ってくれるアイテムがビジネスチャットツールです。
もちろん、親しい間柄であればLINEなどのコミュニケーションツールで代用することも可能ですが、情報漏洩につながる危険性や公私混同してしまいがちといったリスクは理解しておきましょう。
4.クラウドストレージ
クラウドストレージも、リモートワークにおすすめのソフトウェアツールです。
仮想空間に用意された保管場所を意味するクラウドストレージですが、組織内でのデータ共有に役立つソフトウェアツールです。
ビジネスチャットツールやメールでも、データの共有をすることは可能ですが、プレゼン資料の素材などの数が多いデータの共有には不向きです。
クラウドストレージ上に、フォルダを作成することで、リモートワーク環境下でも簡単にデータの共有を行うことが可能になります。
外出先でのリモートワークに必要なものとは
最後にワーキングスペースや出張先のホテルなどの、外出先でのリモートワークに必要なアイテムを紹介していきます。
業務用のほかに、モバイルデバイスやモバイルネット回線、周辺機器を用意しておくことで、緊急の外出にも柔軟に対応できるでしょう。
モバイルデバイス
外出先でのリモートワークに必要な、1つ目のアイテムがモバイルデバイスです。
業務用PCがノートパソコンであれば、改めて用意する必要はありません。
ただし、持ち運びが面倒な場合は、SurfaceやiPadなどのモバイルデバイスを用意しておくことをおすすめします。
モバイルネット回線
モバイルタイプのネット回線も、外出先でのリモートワークに必要なアイテムです。
こちらもモバイルデバイスと同様に、いつでも持ち出せる環境である場合には改めて用意する必要はありません。
ただし、セキュリティの観点から、ワーキングスペースや出張先のホテルのWi-Fi環境は使えないものと捉えておきましょう。
モバイルルーターの用意が間に合わなければ、テザリングで対応することも可能ですが、事前にWeb会議ツールなどを安定的に使用できることを確認しておきましょう。
持ち運びできる周辺機器
持ち運びのできる周辺機器も、外出先でリモートワークを行う際に忘れてはならないアイテムといえます。
特に充電器やBluetoothイヤホンは、事前に用意しておきたいアイテムです。
PCに付属されている充電器を持ち運ぶことも可能ですが、モバイルルーターなどを充電する場合を想定して、容量の大きいモバイルバッテリーを1つ用意しておくと良いでしょう。
【まとめ】リモートワークに必要なものを揃えて快適に仕事を進めよう
快適な環境下でリモートワークに取り組むためには、シチュエーションにあわせたアイテムを用意しておくことが重要です。
もちろん、外出先で作業する機会が全くないという方は、業務用PCとネット回線さえあれば、すぐに業務を開始できます。
ただし、誘惑が多い・椅子やデスクが体にあわないなど、完全在宅には完全在宅なりの注意点があることも事実です。
モバイルデバイスやモバイルバッテリーを用意して、ワークスペースや出張先のホテルなどで作業する場合に備えるケースと同様に、仕事に向き合える環境づくりをおすすめします。