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ベンチャーと中小企業で働いて分かったリアルな裏側とは?

ベンチャーVS大手についての記事を見かけることは多いかと思いますが、実際の若手層ならベンチャーVS中小企業の話の方がより知りたいのではないでしょうか?

そこで今回は、ベンチャーと中小企業で実際に働いた筆者の経験を元に、働き方の違い・キャリア形成などリアルな裏側について語っていきます!

ベンチャーと中小企業での働き方の違いとは?

ベンチャーと中小企業で働き方に何が違うのかについて紹介する前に、念のためベンチャーと中小企業の定義について触れておきます。

中小企業の定義は、業種毎に定められています。

次にベンチャー企業定義を紹介したいのですが、中小企業と違い明確な定義は存在しません。

ただ、一般的には「革新的なアイデアや技術をもとに、業界の変革や全く新しいサービス展開を行っている企業」を総称としてベンチャー企業と呼んでいます。

私は人数規模15~30人程度の少数ベンチャー、中小企業時代は100名程度の規模感の会社で働いていました。

2社の働き方が圧倒的に違っていたので、そんな働き方の違いについてご紹介できればと思います。

目標設定

まずベンチャーと中小企業の働き方で違うのは、「目標設定」についてです。

筆者はどちらの会社でも営業職だったので、目標設定としては月の売上がメインとなります。

中小企業では売上目標の設定は、去年のデータを元にして、直近の売上推移を加味して設定するのが通常です。

しかし、ベンチャーではなんと昨年の数値とは大幅に離れた2、3倍の数値が設定されます!

これにはいくつか理由があり、

・そもそも創業年度が若いので昨年数値が参考にならない

・投資家やVC(ベンチャーキャピタル)などからの出資を受けているので成長速度へのプレッシャーが異なる

などが挙げられます。

出資について補足すると、ベンチャー企業の多くは起業時の資金を自己資金ではなく、ベンチャーキャピタルや投資家などから出資を受けることとなります。

その為、創業者が売上目標をコントロールするというよりは、”投資家の承認をもらった上で”動いています。

売上目標が年々高くなるベンチャーと、直近のデータが豊富にある中小企業では、ゴールまでの道筋が立てやすいのは中小企業と言えるでしょう。

平均年齢

平均年齢が異なることで、ベンチャーと中小企業の働き方に違いがあるように感じました。

中小企業では、50代・60代のベテラン社員もいますし、30代・40代の中堅社員、20代の若手と3層に分かれています。

しかし、ベンチャーでは20代の若手と30代40代のミドル層という2構成の会社が多い印象です。

年齢のバラツキがあると、遠慮やジェネレーションギャップ、価値観の大きな違いなどからコミュニケーションが上手くいかなかったりすることもあります。

この問題を解決する為に、会社としては飲み会やイベントなどでコミュニケーションを図ることが多いのですが、基本は年功序列が頭の片隅にあり、慣れるまでには時間が掛かるでしょう。

コミュニケーションはどの会社でも課題となりますが、年齢が近いとやはりコミュニケーションが取りやすいと感じる方も多いでしょう。

その辺りについては、振り返ればベンチャーの方が働きやすかったと思います。

スピード感

3つ目の働き方の違いは、スピード感です。

ベンチャーと中小企業では、企業の構造的にも違います。

先述した目標設定でも、年々倍速になるベンチャーと昨年対比の中小企業とお伝えしましたが、他の部分でもスピード感はベンチャーが圧倒的に速いです。

例えば、何かシステムを導入する際に、本来は社内決済を取る為の承認フローがあり、会議を行い周囲の意見を確認して…と導入までにいくつかの障壁があります。

しかし、ベンチャーではそもそも従業員数が少ないので意見統一もハードルが低く、場合によっては、社長直結で決定することもしばしば。

ある程度システム化されている会社では想像できない程のスピード感で、色々なものが決定され実行していくのがベンチャーの特徴とも言えるでしょう。

ただスピード感が緩やかな分、一つ一つの意思決定が重くなるという意味では、中小企業の方が熟考を重ねた決断ができると感じています。

ベンチャーでは色々な施策を仕掛けていき、失敗を重ねた思い出があります…。

MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)

最後にお伝えするベンチャーと中小企業の働き方の違いはMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)です。

MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)とは、企業の価値感や経営方針などに対する考え方です。

ミッション(Mission):企業の営業活動上の使命・目的

ビジョン(Vision)      :企業が目指す目標や姿

バリュー(Value)       :企業の価値感、価値基準

初めて聞いた方も多い単語かと思いますが、中小企業ではスローガン・社訓・クレドといった言葉で表現されることもあります。

中小企業でも大切なMVVですが、ベンチャーの場合さらに重みがあり、それを”体現できるような動き”が大事になってきます。

ベンチャーは基本的に、赤字を出しながら投資を受けて成長するという流れがあります。

つまり、急成長を続けていても出資が止まると倒産してしまうのです。

これは中小企業でも同じですが、赤字前提の経営をしているか/基盤を築いた上で着実に成長をしているか、ではハッキリとした違いがあります。

会社の成長に応じて多額の資金が必要になるので、投資家へのアピールの為に、プロダクト以外にもブランドイメージを強化することが求められます。

ブランドイメージを作ることで、社員への好影響という付随したメリットもあります。

表向きはキラキラしているベンチャーですが、赤字前提という裏側を見ると就職先としては不安になるものです。

しかし、MVVに共感できれば、社会に対する貢献や自己実現の為に働くモチベーションを上げて入社できると考えています。

中小企業でも、毎日社訓を読み合わせをするなどして社員に落とし込みをする場合がありますが、対外的な意識はベンチャーの方が強いでしょう。

ベンチャーの営業では、MVVを伝えて顧客に共感してもらい、成約に至るケースもあります。

中小企業でも大切なMVVですが、社外からの見られ方も含めて、ベンチャーの方が強い意識でMVVを体現できるような感覚がありました。

ベンチャーと中小企業から考えるキャリア形成

ベンチャーと中小企業でのキャリア形成について話していきます。

キャリア形成で一番大切なのは、自分自身の願望(将来の自分像)です。

その願望から逆算されたモノ(年収や経験など)がどちらが手に入りやすいかによって、考え方が変わります。

ベンチャー、中小企業といっても企業規模や成長フェーズによって得られるものは変わりますので、今回の話は筆者の体験ということを前提としてください。

また、自身の考えと照らし合わせながら読み進めていただけると幸いです。

ファーストキャリアはどうすればいいか

結論から言うとベンチャーと中小企業の二択なら、ファーストキャリアは中小企業の方がお勧めです

理由としては、シンプルにベンチャーで求められる期待(売上、行動量など)に応えられるハードルは大変高く、1つ目の会社とするにはとても困難な環境だからです。

私の学生時代はバイトやサークル、ゼミ活動など普通の大学生活をしていました。

長期インターンをしていなかったのもあり、社会人1年目は勉強することが多かったです。

この勉強という期間を用意できるのが、中小企業の良いところだと感じています。

研修や、先輩と一緒に行動して、少しづつ仕事を覚えていくといった、当時は大変だと思っていた時間が、今では非常に貴重でありがたい事だったと痛感しています。

成長スピードを求めるならベンチャーですが、それに耐えうる器(メンタル)ではなかったです。

仮にベンチャーが私のファーストキャリアだったら、心が折れていたかも知れません。

もし学生時代にインターンやバイトでの営業経験を積んでいるなら、選択も変わると思います。

ベンチャーをファーストキャリアにするのであれば、ある程度覚悟を持って、入社することをオススメします。

ベンチャー企業のオススメポイント

1.自分次第で、成長スピードを上げられる

2.ベンチャー独特の仕事観

それぞれ解説していきます。

1.自分次第で、成長スピードを変えられる

中小企業・大手企業問わず、どうしても自分の意思よりも会社の雰囲気に合わせて、成長していく部分が大きいです。

しかしベンチャーでは色々な経験をするため、挑戦が選択肢として頭の中にあるので、実践していくことで成長スピードを上げられます。

2.ベンチャー独特の仕事観

ベンチャーでは一緒に仕事をしている人が心地よく働くことが多い印象です。

これはある意味、仕事観というか空気感みたいなものが影響すると思います。

ベンチャーだと仕事が好きであったり、MVVを実現したいといった熱意で仕事をする部分が強いと感じています。

中小企業でも仕事の好きな人はいると思いますが、その割合や仕事への優先順位が違うかなと思います。

どちらが良いという事はなく、そのズレはテキストで言語化するのは難しいです。

早めにこのズレを感じて、自分の中で意識しておきましょう。

世の中にまだ浸透していないサービスを自分が広めたい!など、市場開拓に熱意がある方などにはベンチャーがおすすめです!

【まとめ】ベンチャーと中小企業では、求めるものが違うので自己分析を徹底しよう!

私は中小企業からキャリアをスタートして、ベンチャーへと転職しました。

昔ながらの中小企業で働いた後のベンチャーだったので、当初はギャップが激しく大変な時期もありましたが振り返ってみると成長できて楽しかったと感じています。

どうしても、ベンチャーと中小企業では求めるものが異なるので、転職する際には自己分析とキャリアプラン構築を徹底しましょう!

 

ベンチャー転職を考える場合は、ベンチャーの求人に強いエージェントがお勧めです。

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