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営業職が読むべき本5選!スキルを伸ばす本の選び方も伝授

「営業が読むべき本がわからない…」このように悩んだことはありませんか?

読書の重要性は理解していても、読むべき本の選び方がわからないという方も少なくありません。

この記事ではそんな営業の方やビジネスパーソンの皆さんに向けて、読むべき本を5つ厳選して紹介します。

読むべき本の選び方がわかれば、より効率的にさまざまなスキルを身につけられるでしょう。

 

営業が本を読むべき理由とは?

まずは営業が本を読み、学ぶべき理由を解説していきます。

セールスが本を読むべき理由は、結果を出している営業の思考や行動を体系的に学ぶためです。

トップセールスは、営業という仕事に強い関心をもち、日常の業務を楽しんでいます。

また、一本を出版しているくらいのセールスは、「営業=お客様の力になる」といった前向きな意味づけをおこなっています。

成果の出ない営業が、トップセールスの思考や行動との違いを本によって理解し、そのギャップを埋めていくことができるのです。

 

営業が読むべき本とは?スキルを伸ばす5つの本の選び方

ここからは、営業が読むべき本の選び方を解説していきます。

本を読む目的を明確にすることで、さらに効率的にスキルを伸ばすことができるでしょう。

 

キャリアにあった本を選ぶ

1つ目の読むべき本の選び方が、キャリアにあった本を選ぶことです。

一口に営業が読むべき本といっても、初級者向けから上級者向けまで、さまざまな種類の本が販売されています。

新人の営業であれば、訪問先顧客の印象を損ねないマナーを身につけることから始めましょう。

「最初から実践的なノウハウを身につけたい!」という方も多いと思いますが、

新人でも必要なマナーをしっかりと身につけていると、取引先からの評価を得やすくなります。

また、中堅の営業には、トークスキルやコツといったノウハウがまとめられた本がおすすめです。

成果が伴っている営業ほど、ついつい自分のスキルから目をそらしてしまいがちです。

自分のあり方やスキルを振り返るという意味でも、自己成長につながる本を読むことをおすすめします。

 

身につけたいスキルに合った本を選ぶ

身につけたいスキルに合った本を選ぶのも、営業が読むべき本を選ぶ手段の1つです。

トークスキルや心理学、営業戦略といった、1つのスキルに特化した本を選ぶようにしてみましょう。

特に日本人の営業のほとんどが、話すことにコンプレックスを抱きがちです。

お客様と気まずい雰囲気にならない話し方を、意識している方も少なくありません。

そんな営業が多いなかで、いち早く”お客様を楽しませる”話し方を身につけられれば、自然とライバル企業の営業に差をつけることが可能になります。

また、心理学に関する本もおすすめです。

「お客様との信頼関係を構築する」「緊張感を緩和させる」と意識して営業をしている方も多いのではないでしょうか。

このような意識が大切にされるのも、「自分の身を守るために断る」という心理学によるものです。

心理学に関する本を読むことで、営業で意識すべきアクションの背景を理解できるでしょう。

 

営業という仕事や現状の意味づけを変えてくれる本

「今が辛い」という方は、営業という仕事や現状の意味づけを変えてくれる本を選ぶという方法も1つの手段です。

数多くいる営業のなかでも、本を出版するほどのセールスは営業という仕事に圧倒的な意義を見出しています。

また、数多くの失敗や挫折を味わっている点も、優れた営業に共通するポイントです。

そんなトップセールスの経験や言葉を目にできることも、営業が本を読むべき理由の1つです。

誰もが初めは初心者であり、少しずつ実績を積み重ねてきたと知るだけで、何物にも代えがたい心の支えを手にできるでしょう。

 

ロングセラーになっている本を選ぶ

4つ目の営業が読むべき本の選び方が、ロングセラーになっている本を選ぶことです。

当然のことですが、ロングセラーになっている本には、長く読まれ続けている理由があります。

そして、期間が長い分、多くのセールスマンに読まれていることが、ロングセラーになっている本を手にする大きなメリットです。

共通点が見つからないようなシーンでも相手が営業であれば、ロングセラーの本が共通の話題となり、商談が進むきっかけになるかもしれません。

 

トレンドになっている本を選ぶ

トレンドになっている本を選ぶという方法も、営業が読むべきを選ぶ際の手段の1つです。

ただし、ロングセラーになっている本とは違い、あくまでもマーケティングのために読むことが大切です。

トレンドになっている本は、一時的なプロモーションによってヒットしている例も珍しくなく、「学べることが少なかった」と感じられることがあります。

ただし、「なぜこの本が売れているのか、どのように売られているのか」を考察することで、世の中のマーケティングを理解するヒントにすることができます。

 

営業が本を読むことで身につけられる3つのスキルとは?

ここからは、営業が本を読むことで身につけられるスキルを紹介していきます。

新人や中堅など、営業をしている年数によっても異なりますが、読書をすることで伸ばせるスキルは思いのほか多くあります。

 

基本的なビジネスマナー

営業が本を読むことで身につけられる1つ目のスキルが、基本的なビジネスマナーです。

先ほどは新人向けがビジネスマナーを身につけるメリットに触れましたが、中堅やベテラン営業も定期的なマナーの見直しが必要です。

実はスタイルが自己流に傾いたことで、思うような結果が出せない中堅やベテラン営業も少なくありません。

すでに基本はしみついていると考えている営業も、一から基本的なビジネスマナーを学ぶことで、顧客が感じている小さな不信感に気づけるかも知れません。

 

適切な言葉を選ぶ能力

適切な言葉を選ぶ能力も、営業が本を読むことで身につけられるスキルの1つです。

非常に些細なことではありますが、似た意味をもつ言葉でも、選択するワードによってお客様に与えられる情報が異なります。

そして、その微妙なニュアンスを使いわける能力は、読書や文章を書くといったアクションでしか身につきません。

YouTubeなどの動画は知識を身につける最良の手段ですが、言葉選びにまで気をつかっている動画はそう多くないため、適切な言葉を選びたい営業には読書をおすすめします。

 

イメージする能力

営業が本を読むことで身につけられる3つ目のスキルが、イメージする能力です。

先ほども触れたように、YouTubeなどの映像でも十分な情報を得ることができます。

ただし、映像化されているため、脳が日頃おこなっている「キーワードからイメージを作り上げる」という働きは機能しません。

そのため、営業が「イメージする能力」を養うためには、読書の積み重ねが最良といえます。

もちろん、営業以外のビジネスにおいても同様のことがいえますが、お客様が発する数少ない言葉から瞬時にイメージを作るという観点では、

営業が備えておくべきスキルの1つであることは間違いありません。

 

営業が今すぐ読むべき本5選

最後に、営業が今すぐ読むべき本を5つ厳選して紹介していきます。

事前に本を読むことで身につけられるスキルや考え方を理解しておくことで、内容の理解が早まるはずです。

 

『営業1年目の教科書』

1つ目の営業が今すぐ読むべき本が、『営業1年目の教科書』です。

手法によらず、すべての営業が当たり前に身につけておくべき内容が書かれている一冊です。

営業コンサルタントである菊原智明氏が執筆をおこない、営業が果たすべき役割や最も注力すべきポイントをわかりやすく説明してくれています。

特にAIの存在に言及し、これからの営業が果たすべき役割が書かれている点が本書の大きな特徴です。

AIにはできない信頼の獲得とサポート、そして信頼を勝ち取るために注力すべき点が書かれているため、

新人だけでなく中堅の営業にもおすすめです。

 

『凡人が最強営業マンに変わる魔法のセールストーク』

営業が今すぐ読むべき2冊目の本が、『凡人が最強営業マンに変わる魔法のセールストーク』です。

数ある営業本のなかでも、誰でも実践できる再現性の高さは一線を画す、と高い評価を得ている一冊です。

セールストークというタイトルがついてますが、心理学に基づいたコミュニケーション術を解説しています。

「トップセールスはお客様が欲しいと口にしているモノではなく、なぜほしいのかを明確にする」など、どんな営業でもすぐに使えるノウハウが書かれています。

 

『営業の魔法』

『営業の魔法』が営業が今すぐ読むべき3つ目の本です。

営業のノウハウが書かれた本でありながら、ストーリー形式で「感情移入してしまう」という方が後を絶たない一冊です。

新入社員として営業を始めた主人公が、売り上げを立てられない中、スーパー営業マンである紙谷に弟子入りするところから物語が始まります。

行動を共にしていくなかで、「視線を外しているときは考えているから、話をするな」といったノウハウを与え、少しずつ主人公が成長していく姿が描かれています。

 

『人を動かす』

大ベストセラーとして知られる、『人を動かす』も営業が今すぐ読むべき本の1つです。

1937年に発売されてから、全世界で1500万部以上を売り上げ、知らない人がいないと言っても過言ではないほどの名著です。

そんな名著では、人を動かす3原則として、「盗人にも五分の理を認める」「重要感をもたせる」「人の立場に身を置く」の大切さを説き、

人が自発的に行動するための心理的な動きを解説しています。

”相手を人として認めることから、人間関係をスタートさせる”という営業の基本を学べる一冊です。

 

『7つの習慣』

『人を動かす』と肩を並べるほどの名著である、『7つの習慣』も営業が今すぐ読むべき本の1つです。

意外と知られていませんが、『7つの習慣』には「人格主義の回復」という副題があり、結果を求める営業に、人間性を見直すきっかけを与えてくれる一冊です。

誠意や謙虚さ、誠実さなど、人間が秘めている内面に目を向け、人格性の大切さを見直すことができます。

 

【まとめ】読書する目的を明確にし、読書でスキルアップしよう

さまざまな種類の本があり、「読むべき本がわからない」という方は、目的を明確にすることが重要です。

新人であれば営業の入門書でマナーを身につける、中堅であればセールストークを見直すといった目的で読むべき本をピックアップしてみましょう。

YouTubeなどの動画では鍛えられないイメージ力などのスキルも鍛えれるため、同じ時間でもより効率的に能力を伸ばすというメリットも手にできます。

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