営業の転職 職種別解説

営業から別業種にキャリアアップ!未経験の転職で検討すべきキャリアプラン【後編】

営業から別業種にキャリアアップ!未経験の転職で検討すべきキャリアプラン【後編】

後編では、営業から別の職種(企画、人事)などに転職をする「職種キャリアチェンジ」、また、業界も職種も両方変える「業種キャリアチェンジ」についてまとめています。

この2つはかなり制約が大きく、ポイントを抑えないとなかなか上手くいかないので、もし興味がある方は是非じっくりお読み頂くことをオススメします。

当記事は【前編】の続きになりますので、まだお読みになってない方はこちらの記事からお読みください。

営業から別業種にキャリアアップ!未経験の転職で検討すべきキャリアプラン【前編】

営業はキャリアアップや成長を目指す人には、うってつけの仕事と言えるでしょう。成果を出せば給与も多く貰え、実績があれば他社への転職も容易になる、市場価値を上げやすい職種だからです。 ただ、ひとつの企業で ...

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前編のおさらい(営業から別業種にキャリアアップ!未経験の転職で検討すべきキャリアプラン)

前提知識なので、再度前編のキャリアチェンジのおさらいだけしておきましょう。

営業のキャリアチェンジというのは、全部で3種類あります。

  1. 知ってる職種(営業)のまま、知らない業界に行く
  2. 知ってる業界(同じ業界)のまま、知らない職種に行く
  3. 知らない業界の、知らない職種に行く

これを図解したのが下記になります。

がぞ

キャリアチェンジの難度は、難度は1→2→3の順番で難しくなっていきます。営業においては1が最もしやすく、3が最もしにくい、あるいは長期で見据えるキャリアチェンジとなります。

次は難度中間の2の「知ってる今の業界のまま、知らない職種に行く」ケース、職種のキャリアチェンジを深掘っていきます。

 

営業から別職種へのキャリアアップ転職(職種のキャリアチェンジ)

知っている業界で、知らない職種にキャリアチェンジする2のケースの攻略法です。

業界を知っているとは言え、職種が変わると1の業界チェンジ以上に業務パフォーマンスの予測が難しくなります。

評価ポイントは主に、人間性、姿勢、本気度など、更にポテンシャル色が強い採用になります。

求人も「未経験可」の案件を狙う必要があるため、案件数もそこまで多くありません。

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ここは転職だけでなく、社内移動という選択肢も検討出来るでしょう。

社内移動の難しい所として、相対的に他の人よりも成績を残している必要がある、というのが挙げられます。

ただし、「部門内の売上の半分を担当してる」のような突出しすぎた成績を残すと、部門内の影響が大きすぎるため逆に移動させてくれない、みたいなケースもあるので注意が必要です。

「別部門に行きたくて入社後からバリバリ成果を出したのですが、逆に移動させてもらえなくなってしまい…」という悩みは、意外にも大手中小やベンチャーなどに関わらず面談してるとよく聞きます。そんな時は、社外に目を向けてみても良いでしょう。

知らない職種のキャリアチェンジの事例として、以前に支援させて頂いた方々は、こんな理由で面接を通過し、内定を勝ち取っていました。

●広告営業からWebマーケティング職へ転職した方
「顧客の解決したい課題感を具体的に語れていたことに加え、将来目標が明確で活躍が期待できるため。」

●人材営業から人事職に転職した方
「求職者と求人者の双方の課題視点を持って成果を上げていたこと、目標達成の姿勢と実績が高評価だった。」

他の方も面接通過の際、仕事で最も重要な「コミュニケーション能力」「顧客視点」「目標達成姿勢」など、ビジネスの基本スキルや意識・姿勢が評価できるため、活躍イメージがしやすい印象を持たれていることが多いのです。

このように「OS」に関してより念入りに準備をしていくと、勝ち取れる可能性が高くなります。

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幸いなことに営業職は、このOSの「社会人基礎力」が、社内社外とのやり取りをしながら成果を出す過程で自然と身につきます。

これも相まって、他の職種経験者に比べると、営業職からの職種チェンジは比較的に有利です。

なので、アプリももちろんですが、「キャリア意識、マインド、将来像」も含め「OS」を特に深掘って磨きをかけ、ポテンシャルと熱量を認めて貰うための準備をすると、より良い状態で面接に挑む事ができます。

ただし、未経験職種の場合カルチャーフィットの比重要素も大きくなりますので、ある程度の運も覚悟して数をしっかり重ねるのもオススメします。

 

失敗しない職種の見極め方(キャリアアップに必要な考え方)

大きく分けて2つの観点を抑えるとコケにくくなります。

  1. 営業経験のある対象顧客の職種を選ぶ
  2. その職種の裏側や細かい業務内容を把握する

営業経験のある対象顧客の職種を選ぶ

営業経験のある対象顧客の職種」を選べるのは、営業の特権とも言えます。実際にその職種で働いている人と接しているからです。

採用支援の営業をしていれば採用人事、金融関係の営業していれば投資やM&A等の財務系、webマーケティングの業務代行を営業していればwebマーケター、営業代行なら色々…といったイメージです。

普段から接しているため、どのような仕事をしているのか表面的な知識もあり、想像が大きくハズレることもないでしょう。

その職種の裏側や細かい業務内容を把握しておく

この時に注意しておきたいのは2.の「その職種の裏側や細かい業務内容を把握しておくこと」です。外から見るとキラキラしていた業務が、実際にやってみると地味で泥臭かった…みたいなケースは意外と良く聞きます。

また、その職種の裏側を知っていることで、しっかりと営業経験をアピールできるようになります。

地味で泥臭い仕事に代表される「KPIを追いかける、目標指標を達成させるためのタネまきを地道にする、ステークホルダーの調整を円滑に行う…」など、対象業務に合わせて、営業で経験したことを重ねることが出来るでしょう。

「職種の裏側」を知ることで、より営業経験者としてのアピールポイントがが生きてくるのです。

このように、営業経験のある対象顧客の職種を選び、その職種の裏側や細かい業務内容を把握する事ができれば、より自分に合った職種を見極めることに繋がるでしょう。

最近は、ITエンジニアやマーケターになるためのスクールとかもちょこちょこ増えてきたので、そういうのをチェックするのもありだと思います。

 

ベンチャー・スタートアップへ営業として転職するのは職種チェンジ?

ここは落とし穴的な話になりますが、実はプロダクトライフサイクルのステージ(事業のステージ)によって、全く違う職種と言える程営業のコア業務は変わります。

そのため、「既存営業からインサイドセールス」「既存事業の営業から新規事業の営業」「大手の新規営業からスタートアップの新規営業」なども、職種のキャリアチェンジと僕は捉えています。

特にプロダクトライフサイクルの導入期〜成長期の営業のコア業務は、ステージごとに、事業開発 → 事業開発セールス → セールス(営業職)と変化していると捉えるようにしています。

これは、弊社でスタートアップ・ベンチャー向けの営業代行支援や採用支援をしてるから言えるのですが、意外と企業の当事者たちも客観的な視点持ちにくいので、コア業務が何なのか気づけてなかったりします。

求人に記載されてる業務内容のよくあるケースが「少数精鋭だから何でもやります」とか「事業立ち上げ業務全般」みたいな抽象的な感じで色々と片付けてしまってるケース。色々勘違いしやすいですよね。

なので普段は、事業の状態ごとの営業のコアになるであろう業務をまとめた下記の図を見せながらお話してます。

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もちろんこれで全業務を網羅&カバーしてるわけではないので、あくまでも簡易的な一覧表とご理解下さい。

ちょっと色々な用語が出てきてしまいゴチャゴチャしてますが、要するに営業のコア業務が事業のステージごとに違うので、同じ職種名でも同じ業務をやると思うと危険、ということを知ってほしいのです。

事業フェーズが違うと、職種が変わるくらい別の業務になるので、この場合も他職種へのキャリアチェンジだと思って、しっかり準備をしましょう。

(事業や組織フェーズでの営業の職種の違いに関しては「営業職の種類や特徴を5つの切り口で解説!オススメはこれだ!」の「【Where】どこに属して売る?営業組織の規模で種類分けもご参考ください。)

 

営業から別職種へのキャリアアップ転職(業界と職種の同時キャリアチェンジ)

これは相当な覚悟としっかりした戦略を持って挑む必要があります。過去に相談者から「どうしてもしたい!」と言われて何度か支援したことがあるので、その経験を元に攻略方法を述べてみます。

結論から申し上げると、3に行きたい場合は、いきなり目指すのではなく、1か2を経て3に行くステップを踏むと良いのではないかと考えてます。

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正直、かなり難しいキャリアチェンジになります。

弊社は採用コンサルティングをメインにやっているメンバーもいるのですが、その観点で言っても「究極のポテンシャル採用」になるとのこと。

下記の図のように、業界スキルも職種スキルも全て再構築の必要があるので、これまで積み上げてきた専門スキルのほとんどを活かすことが出来ないからです。

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あった事例としては、第二新卒(入社直後~経験2年くらい)で、一定以上の成果を出しており、ビジョンとやりたいことがドンピシャだった、みたいなケース。

あるいは、営業経験の中で、誰が見てもわかるくらい圧倒的な成果を残していて、入社後パフォーマンスの期待値が非常に高かった、みたいなケース。

もしくは、未経験でもOKなポジションで且つ、業務内容はかなり簡単なポジション(事務系のポジションや、ITエンジニアで言うバグ取りなど)のような、キャリアアップとはちょっと異なる場合です。

あとは、サードドア的な方法になりますが、知り合い経由での紹介なども有効です。

いずれにしろ、なかなか稀で難しいケースなのは間違いありませんので、堅実に目指すなら1.の知らない業界を経て、2.の知らない職種に移るのがベターだと思います。

 

【後編のまとめ】営業から別業種にキャリアアップ!未経験の転職で検討すべきキャリアプラン

前編ではキャリアプランの基礎から、営業として別職種に転職する「職種キャリアチェンジ」の方法や、業界と職種の両方変える「業界と職種の同時キャリアチェンジ」に関してご紹介しました。

情報量が多かったと思うので、改めてまとめです。

【営業から別職種への転職(職種のキャリアチェンジ)】
・数少ない「未経験可」の案件を狙う必要がある
・社内移動という選択肢も検討出来るが注意が必要
・ビジネスの基本スキルや意識の評価がしやすい「OS」の準備を行う
・未経験職種の場合、カルチャーフィットの比重要素も大きくなる

【失敗しない別職種の選び方】
・営業経験のある対象顧客の職種を選ぶ
・その職種の裏側や細かい業務内容を把握する
・事業フェーズが違うと、職種が変わるくらい別の業務になるので注意

【営業から別職種への転職(業界と職種の同時キャリアチェンジ)】
・必ず未経験可能な求人を見つける
・更に現職の実績や、カルチャーがバチッと当てはまる必要がある
・もしくは業務内容が簡単な求人にする
・①知らない業界を経て②知らない職種に移るのがベター
・どうしてもやりたい場合はコネとか友人繋がも全力で使う

 

【前編・後編の総まとめ】営業から別業種にキャリアアップ!未経験の転職で検討すべきキャリアプラン

前編・後編を通してキャリアチェンジについて述べましたが、キャリアチェンジは多くに人にとって難しい転職になるので、しっかり情報収集をしましょう。

調べてもよくわからないことも多いはずなので、直接アドバイザーに相談してみるのもオススメです。ただし、自分は情報弱者であるという認識を持ち、自分でも情報収集するようにしましょう。

まずは自分でキャリアを考えると思いますが、その後は必ず、その業界や職種、領域の専門家アドバイザーや、キャリアコンサルタントなどから、しっかりしたアドバイスと棚卸しをして貰ってから、求人案件を探して下さい。

僕は初めての転職者や、未経験領域のキャリアチェンジをしたい方には、いつもこの図をご紹介してます。

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よく②のアドバイスを貰うのを飛ばして、いきなり「転職したいな〜、求人探したり、総合転職エージェントに求人紹介してもらおう〜」となってしまう方がいますが、非常に危険です。

この考え方が根底にあるのは、僕が過去にちゃんとした専門家にアドバイスを貰うのをすっ飛ばして「転職に失敗した経験」があり、相談を受ける中で同じように失敗した方を大勢見てきたからです。

人生がかかった大事な転換点、同じ目に合う人を無くし、ひとりでも多くの方に最適な選択肢を見つけて頂きたいと願っています。

他にもケース別での面接対策や、選考書類の書き方なども解説していますので、以下の記事もぜひ参考にしてみてください。

 

とはいえ、営業の転職は、自身に合った優良求人を見つけるのがかなり難しく、ここが転職で失敗する際の一番の原因になっています。

インターネット上だけで、内情や裏情報まで収集するのはかなり困難です。

そこでまずは、営業の転職のプロに相談し、キャリア相談だけでなく、企業ごとの営業職務や、企業の内情や裏情報を専門家から直接聞くのも手段の1つとして良いでしょう。

20代営業に特化した転職エージェント「ベンチャーセールス」では、営業でトップ成績などの経歴のあるアドバイザーから、業界に関するリアルな情報を貰いながら転職をサポートしてもらえます。



IT業界、金融業界などの人気業界の営業職だけでなく、有形商材、無形商材を扱う会社など、相談者に合わせて、幅広い職種の情報を提供してもらえるのが特徴です。

トップ営業の経験者などがキャリアアドバイザーとして転職のサポートをするため、実際の仕事内容まで考えた支援を求職者の方に実施出来る点が、他の転職エージェントとは大きく違います。

まずは無料相談から出来ますで、ご興味があればお気軽にご相談ください。

 

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石塚卓也

エニーセールス・マガジン編集長。マレーシア・シリコンバレーのスタートアップ、日系のベンチャー、営業フリーランスを経て起業。IT営業に関する本の出版や、セールスコミュニティの運営なども手掛ける。元サッカー馬鹿。

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