ベンチャー営業 営業職の転職

ベンチャー企業の営業はきつい?4社経験者がリアルな裏側まで暴露

「ベンチャーはきついからヤメトケ…」と言われることもありますが、結論から言うと、正直普通の仕事よりはきついです。

なので、特に目的意識のない人には絶対おすすめしません。

ただし、目的意識を持っている人や、自分の将来のキャリアを自由に描きたい人にはオススメしています。

あなたの知人や友人にも、ベンチャー企業に勤めている方がいるかもしれません。「ベンチャー企業の営業はきつい」「大手・中小とは違う大変さがある」「いや、ベンチャーの営業は会社によっては意外とラク(?)」など、ベンチャー企業の営業特有の噂を、聞いたことがある方もいるでしょう。

本記事では、ベンチャーの営業職の転職・キャリア支援を日頃から行う営業のキャリア専門家が解説。

私自身、4社のベンチャーで営業をしてきた経験者でもあるので、裏側的な部分や、良いベンチャーの本当の見分け方までまとめました。

ベンチャー企業の営業はココがきつい

まずは、ベンチャー企業特有のきつくてつらい部分を赤裸々にご紹介します。

 

社名や商品名を使って売れない

これはよく聞きますよね。ベンチャーは基本的に知名度がありません。

そのため、扱ってる商品も知名度が低い割合が多く、社名などの大きな看板を使って売れません。

なので、イチ営業パーソンの力で売るのが基本になります。

これは大手企業から移ってきた人は特に感じる方も多く、「大手企業時代はトップセールスだったけど、ベンチャーに行ったら全然売れない…」なんて方も沢山見てきました。

初めてベンチャーの営業にうつる方は、ゼロから初心者としてスタートするくらいの気持ちでやらないと、売りにくさのギャップに溺れてしまうかも知れません。

 

結果を出せないと、大きなプレッシャーを感じる

まずはここです。ベンチャー企業の営業職は、大手企業や中小企業よりも成果を求められやすいです。

というのも、ベンチャー企業は資金力が乏しいことが多いので、営業に売上を伸ばしてもらわないと、事業がまわらなくなるのです。

まさに、会社の生命線であり、会社の存続と一心同体。

また、ベンチャー企業の営業は、少数精鋭の体制であることがほとんどで、一人ひとりに課せられる業務の幅が広く、ぶっちゃけやることが多いです。

プレッシャーを感じやすく、精神的に疲弊することもあるでしょう。

 

教育制度が基本的に整ってない

ある程度規模の大きな会社だと、教育制度が整っていて、数週間〜数ヶ月ほど研修を受けられます。

しかしベンチャー企業では、懇切丁寧に教えてもらえることは稀でしょう。基本的には、実務を通して覚えていくOJTの体制で、まずはやってみるという風土です。

また、一緒に働くメンバーのほとんどが、アルバイトやインターンの若手であることも。「私はまだ入社したばかりだから」は通用しません。

「会社に教えて貰う」ような気持ちでいると、教育制度がままならず、頼れる存在もいないので、かなりやっていくのは厳しいです。

 

大きな成果給や、大きな年次昇給はあまり無い

界や企業によりますが、大手企業や中小企業から転職する場合、基本的には給与が下がると思っておいて良いでしょう。

ベンチャー企業の営業は、そもそも年次での昇給や約束された大きな賞与などの制度がなく「売上を1番上げたから年収XXXX万」のような単純な評価制度ではないことも多いです。

ベンチャー企業は売り上げたお金で事業を大きくする段階なので、事業の投資が最優先事項になります。

こうしたベンチャー企業ならではの事情を理解できないと「どうしてもっと還元してくれないんだろう」と不満を抱いてしまいます。

それを回避するのにストックオプション(SO)制度などの持ち株制度を整えている所もありますが、あまり期待しない方が良いです。

 

便利な仕組みがないので不便さを感じる

ベンチャー企業の成長フェーズによりますが、特に初期はツールや仕組み、ルールが整っておらず、不便な思いをすることがあります。

具体的には、顧客リストがほとんど無く自分で作らないといけなかったり、営業のログを残すような社内ツールがなくエクセルで管理していたり、引き継ぎも曖昧だったりと…、業務の基盤が出来上がっていないことが殆どです。

特に大手企業から転職した場合、以前の環境とのギャップに慣れないかもしれません。

 

ベンチャーの営業はきついけど、ココが良い

きついからこその良さがあるのが、ベンチャー営業の魅力です。

 

新規営業で高いやりがいを感じる

大手企業や中小企業の場合は、市場における商品・サービスのシェアを競う傾向にあります。

そのため、営業活動においても、他社の商品・サービスとの違いを伝えるなど、同じような営業トークになりがち。

顧客の反応も代わり映えしないことが多いでしょう。

それに比べてベンチャー企業の営業は、今までにない商品やサービスを営業でき、そもそも知られていない所からはじまります。

顧客からは「面白いサービスだね」「こういうの初めて知ったよ。ぜひ導入させてほしい」と、自分が開拓している感覚を得ることが出来ます

受注をしながら市場を開拓していくやりがいと成長感は、成長意欲の高い方にとってはエキサイティングなものになるでしょう。

 

自社の急成長を感じながら働ける

大手企業の場合、売上が前年比5%伸びていれば優秀とされますが、ベンチャー企業は前年比200%増もよくあること。

事業を大きくするために、社員を一気に増やしたり、メディア露出を増やしたりと、社内外問わずどんどん成長していきます。

自社の急成長を肌で感じられることは、大手企業や中小企業ではあまり味わえないので、ジブンゴトな気持ちで働くことができるでしょう。

また営業であれば、会社の成長にダイレクトに貢献してきたと言えるので、まわりから見た市場価値も上がる可能性が高いです。

 

営業以外に大きな裁量を持つことができる

ベンチャー企業の営業は、明確に担当業務が分かれていないことがしばしばあります

新規・既存問わず顧客を担当できたり、営業だけでなく企画や事務、場合によって採用なども担ったりできるのです。

様々な業務を経験したい方にとって、最適な環境といえるでしょう。

また、実力によってはすぐに昇格する可能性も。入社後すぐに管理職に任命されることもあり、前職より裁量を持って働くことができる可能性が高いです。

 

経営層やマネジメント層に近い視野で営業出来る

従業員数が少ないベンチャー企業は、自ずと社長や経営層との距離が近くなります。

物理的に近くで働けることはもちろん、ときには新サービスや新機能の追加などで、一緒になってプロジェクトを進めることも。

日常的に指示を受けることは珍しいかもしれませんが、定期的にミーティングしてもらえるなど、何かしらの接点を持てるはずです。

特に、将来的に起業・独立したいと考えている方にとって、絶好の環境ではないでしょうか

 

自分に合うベンチャーの営業を見つける3つのポイント

ここからは、ベンチャー営業志望者へのキャリア支援でもよく伝えている、見分ける際の基本ポイントを3つ紹介します。

 

役員や経営陣に営業・ビジネス経験者がいる会社を選ぶ

これは業にとって非常に大事です。

特に小さい規模でのベンチャー企業は、役員や経営陣などのボードメンバーのカルチャーの影響をもろに受けます

組織づくりやルール、優先度においても、役員や経営陣の意向がかなり優先されます。

例えば、コンサル出身の経営陣が多ければ戦略的なことが優先され、エンジニア出身の経営陣が多ければ開発を優先させるでしょう。

「お金をどこに投下するか」という意思決定においても、こういったことが優先されがちになります。

そのため、営業経験者が役員や経営陣にいない場合、営業部門へのお金の投資は後回しになり、営業部門自体の立場がそこまで高くない可能性があります。

 

社員を大切にしていない企業は避ける

大手企業や中小企業に比べて、ベンチャー企業は設立年数も若いので、内部情報がヒットしにくいと思います。

最近はメディアやWantedly、Twitterなどを使って、自社の社内環境の良さをWebでアピールするベンチャーが増えてきました。

キラキラしたオフィス、闊達な風土、頼り合う仲間達、大きな自由度など、良さそうな面は沢山クローズアップされてますが…。実情は本当なのでしょうか?

「入社後どんなミッションが与えられるのか?」「実際の実際はどんな社風なんだろう?」「上司の性格は?」と、内情が気になりますよね。

ベンチャー企業とブラック企業の見分け方としては、

ポイント

  • 面接官(特に人事)の印象が悪い、あるいは人間味がない
  • 運営している事業に先見性がなくありきたり
  • 求人票の具体的な業務内容が明確ではない

といったものがあります。

特にネガティブ情報に関しては、ネット情報を参考にするより、詳しい第三者に直接聞いたほうがいいです。

残念ながら、ネット情報や内部社員の情報だけ鵜呑みにして、不幸になった人を私は見てきました。

「ベンチャー企業」という革を被ったブラック企業も多いです。

様々なデータを読み、実際に話を直接専門家に聞いて、ブラック企業を避けるよう努めましょう。

 

これからも伸びそうな業界を選ぶ

転職する業界にこだわりがないのであれば、今後伸びる業界を選ぶと良いでしょう。

例えば、高齢化の進む日本では、ほぼ確実に医療業界の需要は伸びます。

また、ITに関する知識を持った人材不足も顕著なので、IT業界でセールスを担当し、日々見識を深めていくのも良いでしょう。

今後伸びやすい業界に身を置くことで、将来的に優位に立てる知識やスキルを身につけられるでしょう。

当メディアでは、SaaS営業は将来性身に付くスキルの観点でかなりオススメしています。気になる方は、こちらもご覧頂くと良いでしょう。

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きついけど魅力がある!ベンチャーの営業に転職を検討したら?

中途半端な考えで選択するのはオススメしないので、自分の将来像をもう一度見つめ直しましょう。

 

ベンチャー企業の営業を志望する理由や方向性を明確にする

あなたはどのような目的で、ベンチャー企業の営業への転職を考えているのでしょうか

「なんとなく成長できそうだから」「今よりも刺激のある毎日を送れそうだから」と、抽象的な理由をお持ちの方も多いかと思います。

そこでまずは、その気持ちに対して、なぜ?と問いかけてみてください。

「○○の知識・スキルをもっと身に付けたい」「イチ営業パーソンとして成長していきたい」など、具体的な目標がみえてきたら、転職先を見つけやすくなります。

もし、志望理由や未来軸がまだ定まっていないな、と感じている方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

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「自分に合うベンチャー企業の営業を見つける3つのポイント」でも述べましたが、ベンチャーやスタートアップは内情がわかりにくいため、詳しい第三者から直接情報を収集するのは有効な手段です。

そこでまずは、業界の転職のプロに相談し、自分とベンチャー企業の相性を分析してもらったり、気になってるベンチャーの内部情報を直に聞くのもひとつの手段として良いでしょう。

ベンチャー・スタートアップ専門の転職エージェント「UNIAS」では、大手企業とスタートアップ両方での経歴のあるアドバイザーから、業界に関するリアルな情報を貰いながらで転職をサポートしてもらえます。



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  • この記事を書いた人

石塚卓也

エニーセールス・マガジン編集長。マレーシア・シリコンバレーのスタートアップ、日系のベンチャー、営業フリーランスを経て起業。現在営業・販売職専門の転職支援や、セールスコミュニティの運営、IT営業に関する本の出版なども手掛ける。ベンチャー・外資など含めたIT・Web系セールスのキャリア専門家。

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