外資系企業への転職を考えた方ならだれしも「外資系企業の面接って、どんな感じ?」「日本企業と何が違う?」と、様々な不安や疑問が浮かんでくるかと思います。今まで日系企業にいたのなら尚更です。
本記事では、面接における事前準備のポイントや、面接当日に気を付けることなどをご紹介。特に日本企業では良いとされているものの、外資系企業では1発アウトになりかねない10の言動を解説。面接に挑む前に、ぜひチェックしてください
目次
外資系企業への転職面接の事前準備
企業や業界の情報をしっかり下調べ
面接の事前準備で欠かせないのは、企業のことを入念に調べておくこと。ここに真剣に取り組むことで、面接で自信を持って受け応えできると、高評価に繋がることが多いのです。
特に外資系企業は、日系企業に慣れている方にとって、馴染みのない事業や取り組みがあるかもしれません。
どのような商材を扱っているのか、企業は市場においてどのような立ち位置にあるのかなどを、しっかりと調べましょう。
企業HPを見るだけでなく、決算報告書まで目を通し、直近の取り組みや今後の展望まで頭に入れておくと良いでしょう。
また、SNSや社長ブログを見ると、新たな一面を知れるかもしれません。
会社によっては、商材や業界の勉強をしたか確かめるために、営業ロープレを行う会社もあります。
1時間以上掛けてじっくりと調べることで、面接当日は込み入った話まででき、他の応募者と差をつけることができます。
忘れがちなチェック項目
転職先の外資系企業だけでなく、現在勤めている会社や、過去に勤めていた会社などの基本情報を振り返っておきましょう。
知っておいて当然だとみなされるので、気を付けてくださいね。
また、面接当日は「最後に質問はありませんか?」と聞かれることがほとんど。
そこでスムーズに質問できるよう、事前に考えておくことがマストです。
面接前日になったら、上記内容の最終チェックはもちろん、面接官の氏名や役職、面接時間や場所、交通手段、所要時間などを確認。
万が一のことを考えて、早めに近くのカフェで待機するなども良いですね。
外国人面接官に好印象を与えるには
外資系企業の場合、面接官が外国の方であることも。日本人でも、外国文化に慣れた方も多くおられます。
面接官と対面したら、相手の名前を呼びながら笑顔を見せ、時間を割いてくれたことにお礼を伝えましょう。
相手の出方によりますが、固い握手を交わした後に、面接が始まることが多いです。
その後は、日系企業の面接と同じような流れですが、アイコンタクトと笑顔は忘れずに。自信溢れる堂々とした立ち振る舞いを意識しましょう。
外資系企業の転職面接でよく聞かれる11の質問
ほとんどの面接では、あなたの上司になる方に、自身のことを説明するよう求められます。
最初に面接官が知りたいのは、一緒に働くかもしれない人は、どのような人なのか。
そして、自社の事業や自分(上司)のプロジェクトに、どのように貢献してくれるのかということです。
熱意や意欲、柔軟性を伝えるよう意識してくださいね。
話は簡潔に1分程度にまとめ、必要のないことは話さないように心掛けましょう。
面接官がメモを取ることがありますが、それは後でフォローアップするポイントをまとめているだけなので、気にしなくて構いません。
自己紹介に続いて、下記のようなことを聞かれることが多いです。どのように回答するか考えておきましょう。
11の質問項目
- あなた自身について教えてください。
- あなたの長所・短所は何ですか?
- 弊社を選んだ理由を教えてください。
- 弊社のIT製品のどのようなところに興味を持ちましたか?
- 競合のIT製品には興味を持ちましたか?
- 5年後、あなたはどんなキャリアを歩んでいたいですか?
- 今までで最もやりがいを感じた仕事は何ですか?理由も教えてください。
- 最後に給与を見直されたのはいつですか?
- どのようなマネジメントであれば、あなたの能力が発揮されやすいですか?
- どんな風に弊社に貢献できますか?
- あなたにとってチームワークとは?
外資系企業の転職面接で1発アウトの10の言動
外資系企業の面接では、日系企業で良しとされていることが、裏目に出ることがあります。
外資系企業ならではのNGリストを把握しておくことで、面接官に不快な思いをさせないようにし、1発アウトになりかねない状況を回避しましょう。
1発アウトの10の言動
- 質問への回答を丸暗記している
- 正しい英語を話すことに必死になる
- だらだらと自己紹介してしまう
- 謙虚で控えめな態度
- 積極的な自己アピールをしない
- チームワークを感じられない
- 確認不足のまま面接を終える
- 誰にでも同じ逆質問を投げかける
- どんな質問にも「できます」「はい」と答える
- アイコンタクトをせず、笑顔が少ない
それぞれ細かく見ていきます。
質問への回答を丸暗記
面接で聞かれることは、ある程度事前に準備できます。そのため面接当日は伝え方を意識しないと、棒読みになってしまうかもしれません。それを防ぐために、事前準備では丸暗記せず、要点を抑える程度にしておきましょう。
正しい英語を話すことに必死
特に英語に不安が残る方は、一言一句間違えないようにと、正しく伝えることに一生懸命になってしまうもの。しかし正しい英語を話すことよりも、自分の思いが伝わるほうが大切です。意外にもネイティブの方は、文法を誤って使うこともあるので、間違ったからといって言い直す必要はありません。
だらだらした自己紹介
主に面接の最初で聞かれる自己紹介で、3分以上話すことは避けましょう。自己紹介では職歴や実績、スキルなど話すことが多いので、すぐに時間が経ってしまいます。事前練習や本番では、3分以内に話し切ることを目標にすると丁度良いでしょう。
謙虚で控えめな態度
日系企業では、好意的に思われる場合もあるかもしれませんが、外資系企業では避けるべき態度です。謙遜することは、自信がなく能力が低いと捉えられるので、マイナスにしかはたらきません。堂々とした振る舞いを意識しましょう。
積極的な自己アピールをしない
聞かれたことだけに答える姿勢よりも、積極的に自分のことをアピールすることが好まれます。会話の流れで仕事に関するエピソードや、趣味や特技を話してみましょう。思わぬところで話が盛り上がったり、面接官に気に入られたりするかもしれません。
チームワークを感じられない
面接では、チームに馴染むような人材かみられています。「チームの和を乱しそう」「一匹狼のような性格なのかも」といった印象を与える話は避けましょう。
確認不足のまま面接を終える
給与や勤務時間、ポジションは、面接時にきちんと確認しましょう。場合によっては交渉し、気になることは解消しておきます。
誰にでも同じ質問を投げかける
面接官は直属の上司や人事、社長など、選考段階によって変わります。それぞれに同じ質問をするのではなく、立場を踏まえて適切な質問をしましょう。
どんな質問にも「できます」「はい」と答える
自身の経験やスキルに伴わないことを、できると伝えないように注意しましょう。嘘を付く気はなくても、その場の空気に流されて、無責任な回答をしてしまうことがあります。どんな質問も冷静に聴き、正直に答えてください。
アイコンタクトをせず、笑顔が少ない
アメリカ人やフランス人などの外国の方は、目を見て話すことは信用を得ることだと捉えています。相手の文化に合わせて、アイコンタクトや表情、ボディーランゲージができると良いですね。
【まとめ】外資系企業への転職はきつい?1発アウトの10の言動を回避せよ
外資系企業の面接には、外資系ならではの特徴が多くあることが分かりましたね。
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