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営業職はやめとけってホント?避けるべき業界の特徴と対策を紹介

転職を検討している方のなかには、「営業職はやめとけ」というネガティブな声を耳にしている方も多いのではないでしょうか。

離職率が高く、営業職は避けるべきという意見があることも事実です。

ただし、この記事で解説するように、すべての営業職を避けるべきというわけではありません。

転職を検討している方は、なぜ「営業はやめとけ」といわれるのかを冷静に分析してみましょう。

 

営業職はやめとけ!といわれる2つの条件

まずは、「営業職はやめとけ!」といわれる2つの条件を紹介していきます。

一般的な営業は顧客のニーズを発掘し、問題解決をすることが主な業務です。ただし、これから紹介する2つの条件によって、営業という仕事そのものが敬遠されることもあるのです。

 

業界や企業によってブラックなことがある

「業界や企業によってブラックなことがある」ということが、営業はやめとけといわれる1つ目の条件です。

冒頭でも触れたように、一般的な営業は顧客のニーズを発掘し、問題解決をすることが主な業務であり、決して敬遠されるような仕事ではありません。

ただし、業界や企業によってブラックとされる組織での営業は避けるべきといえます。数字を作る努力も必要ですが、残念ながらその努力が報われないことがある為です。

 

景気によって必要性が失われる恐れがある

「景気によって必要性が失われる恐れがある」ことも、営業はやめとけといわれる条件の1つです。

特にここ数年はIT業界が隆盛を迎えており、次第にモノに対する価値がなくなってくるともいわれています。

また、身につけたスキルがわかりにくい点も、営業はやめとけといわれいる理由の1つです。

身につけた営業スキルで転職をすることも、もちろん可能です。

ただし、残念ながら資格や学歴といったわかりやすいスキルが優先される点が、転職をする際の注意点です。

営業職への挑戦を検討している方は、扱う商材と身につけられるスキルに市場価値があるかを冷静に見極めましょう。

 

こんな企業での営業職はやめとけ!ブラックになりがちな5つの業界と特徴

保険業界

ブラックになりがちといわれる、1つ目の業界が保険業界です。

保険業界は基本的に個人を対象とし、保険への新規加入や見直しをサポートします。

保険にもさまざまな種類がありますが、扱う商品を詳しく説明できる専門性が求められ、それなりの責任を伴います。

また、保険会社に務めるセールスマンには、明確なノルマが定められる点には注意が必要です。

結果を出した分、年収などの待遇に反映される業界ではありますが、年収に執着できるといった適性が求められます。

「結果より過程」という考え方を大切にする方にとっては、保険業界の営業がブラックに感じられてしまうでしょう。

 

金融業界

金融業界もブラックになりがちとされる業界の1つです。

保険の営業も金融業界に含まれることがありますが、金融商品を扱い、資産運用の提案をおこなう点が金融業界の特徴です。

また、すでに金融の知識をもち、資産運用を始めている個人を担当するため、コミュニケーションを通じて信頼を勝ち取ることが金融業界の営業の大きな仕事です。

他社で資産運用を始めているケースも多く、自分の提案に価値があることを伝えるプレゼンテーション能力が求められます。 

保険業界と同様に明確なノルマが定められているだけでなく、顧客の資産を預かるプレッシャーがつきものです。

金融業界のセールスマンの多くが、高いノウハウとプレッシャーに耐えうる適性を持ち合わせているため、転職のシーンではやめとけといわれるケースが多く存在します。

 

不動産業界

営業はやめとけといわれることが多い、3つ目の業界が不動産業界です。

不動産業界の営業は戸建住宅やマンション、土地の仲介などを担当します。また、店舗やオフィスなどの商業用の物件を扱うこともあり、仕事内容や働き方の間口が非常に幅広い業界です。

そして、そんな不動産営業も、取り扱うモノが高価であるほどやめとけといわれることが多い業界です。

特に戸建住宅やマンション、土地の仲介などを担当する場合には、見込み客の獲得だけで精一杯になってしまうことも珍しくありません。

また、土地を預かる場合には、「オーナーに損をさせるわけにはいかない」というプレッシャーが大きくなることも、ブラックな業界とされがちな要因の一つです。

 

人材業界

営業はやめとけといわれることが多い、4つ目の業界が人材業界です。

一口に人材業界といっても総合型と分業型の2つの種類があり、昔ながらの総合型の制度を採用している企業ほどきつい印象を抱かれがちです。

人材業界の大きな特徴は、新規顧客の開拓から提案をおこなう営業職と、就職者の対応をおこなうコンサルタントの2つの職種に分類される点にあります。

一昔前までは営業職とコンサルタントをわけない総合型が主流でしたが、最近はそれぞれの業務を分け、専業にすることで質の高い業務をおこなうことが可能になっています。

ただし、責任の所在が不明確である点には注意が必要です。営業が新規案件の契約を獲得したとして、プロジェクトメンバーの選定はコンサルタントが担当します。

仮にメンバーが出勤しなくなる、スキルが身についていないなどのクレームが発生した際も、メンバーの選定をしていない営業が責任を負う必要があるのです。

 

IT業界

将来的に必要性が増すとされているIT業界も、やめとけといわれることが多い業界の1つです。

IT業界における営業の仕事は、顧客に対してIT製品やサービスの提案をおこなうことです。

また、人材業界と同様に、「ハードワークがつきもの」というイメージがありますが、働き方改革によって大きく改善された業界として知られています。

ただし、「取り扱う製品やサービスが千差万別」という点には注意が必要です。

大手企業が優れたエンジニアや製品を独占し、中小企業が提案する前に勝負が決しているケースも珍しくありません。

IT業界での転職にチャレンジする際には、ニーズを獲得している領域があるかどうかの確認が必須です。

 

ブラック企業での営業職はやめとけ!といわれる会社の3つの特徴

ここからは業界を問わず、ブラック企業といわれる会社の特徴を3つ解説していきます。

これから営業職にチャレンジしようとしている方は、「この会社での営業職はやめとけ!」といわれないかをしっかりと確認しておきましょう。

 

個人向けの営業

ブラック企業といわれる会社の1つ目の特徴が、個人向けの営業をおこなっていることです。

同じ不動産業界でも、戸建住宅やマンションの販売といった営業は個人向けの営業に分類されます。

一方、不動産業界のコンサルティングなどの業務は、法人の顧客を対象とします。

最近では働き方改革によってかなり改善されてきましたが、個人向けの営業はワークバランスを崩しやすい点に注意が必要です。

数字を上げるために残業や土日祝に出勤することが当たり前になっているなど、顧客のタイムスケジュールに合わせることが当たり前になっていることも珍しくありません。

 

常に求人の募集がある

常に求人の募集をしている会社も、ブラック企業である可能性が高いため注意が必要です。

例外もありますが、求人サイトからすぐにオファーを送る企業は、人材に深刻な課題を抱えているケースがほとんどです。

また、一般的な離職率の数値も正しく把握しておきましょう。

平成28年度の厚生労働省雇用労働調査から、離職率の平均値15%ほどであることが明らかになっています。

直接企業に問い合わせるには気が引けるという方は、転職エージェントに「離職率はどのくらいですか?」と確認しておきましょう。

 

時代にマッチしていない商材を扱っている

企業が努力をしていることは事実ですが、残念ながら時代と商材がアンマッチであることも珍しくありません。

そして、取り扱う商材は営業の武器となるため、時代にマッチしていない会社がブラック企業と呼ばれるわけです。

特に有形のモノを扱う際には、これからの時代にも必要とされるかどうかを自分の目で確認しておきましょう。

これまで必要とされていたモノを提供していた大手企業が、IT化によって勢いを失うというケースも多く発生しています。

 

営業職はやめとけ!といわれてもやりたい方がとるべき対策

最後に「やめとけ!」といわれても営業に魅力を感じている方へ、対処法を紹介していきます。

これまでに紹介してきたように、営業職そのものを避けるべきというわけではありません。

これから紹介する「自分で景気の動向をチェックする」「転職エージェントをフル活用する」という2つの対策によって、ブラック企業を上手に避けられるはずです。

自分で景気の動向をチェックする

「やめとけ!」といわれても営業職に魅力を感じている方は、自分の目で景気の動向をチェックする習慣を身につけましょう。

少し難しい印象を抱いてしまうかもしれませんが、自分なりのロジックを持っているくらいのレベルで問題ありません。

ただし、物事を俯瞰して観察する視線が必要となるため、日頃の情報収集に専門性のある本を追加するといった工夫を凝らしてみましょう。

また、最近では有料の動画コンテンツもおすすめです。有識者の発信を参考に、自分なりの意見をもつだけで、避けるべきブラック企業を明確にできるはずです。

 

転職エージェントをフル活用する

転職エージェントをフル活用することも、やめとけとされる営業職を避けるための有効な手段です。

特に転職を進めるうえでは、先ほど触れた自分なりの景気動向のチェックと組み合わせることで、さまざまなメリットを手にできます。

仮にあまり気が進まない営業職の提案を受けたとしても、自分なりのロジックで上手に回避できます。

さらに、幅広い知識をもっていれば、専門的な質問を転職エージェントにぶつけることも可能です。

求職者の対応をおこなっている転職エージェントは、いわば第三者目線で意見をくれるプロフェッショナルです。

できるだけ早い段階から、専門家と意見をすり合わせておくことをおすすめします。

 

【まとめ】やめとけと言われる営業は一部であると理解することが大切

営業は「やめとけ」といったネガティブなイメージがある職種です。

ただし、転職を検討している方は、すべての営業職がマイナスに捉えられるわけではないことを理解しておきましょう

例外もありますが、一般的にやめとけといわれる営業はブラック企業での職務を指します。

そして、そのブラック企業には、常に求人を出し続けている、商材が今の時代にマッチしていないといった特徴があり、チェックできていれば事前に避けることができます。

やめとけといわれても営業職に魅力を感じている方は、できるだけ早い段階で景気動向の確認と転職エージェントへの相談をスタートさせてみましょう。

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