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【超重要】ベンチャー企業の面接で絶対避けるべき3つの発言と質問例

ベンチャー企業の就職・転職面接は、びっくりするくらいフランクな所が多いです。「まずは自己紹介を簡潔にお願いします」みたいな面接の入り方は殆どの会社でありません。

そんな事を聞くと「ベンチャー企業の面接ってどんなスタンスでいればいいんだ?」「なんだか質問のクセが強そうで難しそう…」と、初めてだと面接に対する不安が募ってくるかもしれません。

更に、ここでご紹介する3つの発言をしてしまうと、ほぼ一発アウトになる可能性もあります。

ある意味”知るべきこと”を知らなければ、かなり難しいと言えるでしょう。

本記事では、そんな不安を解消できるように、面接の特徴や具体例、対策などを網羅的にお伝えします。これからベンチャー企業の就職・転職活動に挑む方、必見です。

ベンチャーの面接は難しい?基本的な3つのポイント

まずはここの3つの基本ポイントを押さえておきましょう。

ベンチャーの面接は、判断が難しい部分もありますが、ひとつひとつみていきます。

 

成長意欲やチャレンジ精神をみる

ベンチャー企業は、これから事業や会社を大きくしていく段階なので、社員の成長意欲やチャレンジ精神は欠かせません。

事業によりますが、すでに成熟している業界に風穴を開けたり、社会問題に立ち向かう事業を作ったりと、エネルギー溢れる会社が多いです。

一緒になって事業拡大に取り組んでくれる人材を求めているのです。

 

人柄やスキルを深掘りする

会社を急成長させるには、チームワークが欠かせません。チームの和を乱さず、積極的なコミュニケーション能力が求められます。

特に営業職は、基本的に知名度の低い製品やサービスを売るので、営業社員が信頼を得てこそ、成約を得られます。

そのため、第一印象の良さや対人スキルはかなり重視されます。

特にスキルの中で最も見られてるのが「学習力」。何に対して、どうやって取り組み、どうやって乗り越え、何を学び、どうやって再現性をもたせ、どうやって横展開や共有して活かしていくのか… これがサラッと語れるようになれば、スキルの深堀りはほぼ満点です。

このように、採用するポジションや組織の雰囲気に適しているかを判断するために、人柄やスキルを深掘りされるのです。

 

面談のようなフランクな雰囲気

筆者は前回就職・転職活動をしたとき、5〜6社のベンチャー企業の面接を受けました。すベての企業で服装指定はなく、私服で面接を受けましたが、まったく問題なかったです。

また、面接場所は、社外のカフェや社内のラウンジ、会議室など企業によって異なりました。

いずれにしても、リラックスして話せる雰囲気づくりがされていました。そのため、逆に気が抜けて面接であることを忘れてしまうことも…

あくまでも面接であることは忘れず、上記を意識して程よい緊張感を持って臨みましょう。

 

ベンチャー企業の面接を、大手・中小企業と比較

大手企業では、学歴やスキルが重視されるため、履歴書に書いてある内容をもとに話が進められることがほとんどです。

人柄としては、主体性のある人が好まれることはベンチャー企業と変わりませんが、企業のルールや秩序を乱すような人は避けられます。

ちょっとわかりにくいですが、求めている「積極性」や「主体性」の性質が違います。

中小企業は、ベンチャーほどはガツガツした感じの姿勢を求めない傾向にあるイメージを持ってください。

 

ベンチャー企業の面接で、回答が難しい質問例

日々ベンチャーの採用担当と接している中で、比較的よく聞いていると言われる質問例を紹介します。

 

「弊社の知名度は決して高くないと思いますが、なぜ関心を持ったのですか?」

志望動機に関連する質問で、なぜ志望したのか詳細を知るために聞かれます。

面接官は「第一志望ではないのではないか」「面接ハードルが低そうだと思い、とりあえず受けているのでは」などと勘ぐっています。

面接官に入社意欲をアピールするためにも、事前に企業の製品やサービス、その独自性、事業の展望などを念入りに調べておき、「御社の○○という強みに関心を持っています」「求人にあった○○とはどういう意味ですか?」と、うまく会話に盛り込むと良いです。

実際は第一志望の企業でなくとも、マナーとして「第一志望ではないです」と率直に伝えるのは避けましょう。

 

「幅広く業務を任せると思いますが、大丈夫ですか?」

規模が小さな会社では、担当業務の領域を超えて、様々な業務を任されることがあります。

例えば営業職に配属されても、受付対応や書類作成、請求業務や契約書のレビューなど、他の業務まで担うことがあるのです。

この質問の意図としては、大手企業などは、完全に分業化されていることが多いので、幅広い業務に慣れない人がいるからです。

やってみないと分からない面はあるものの、最低限意欲があることは求められます。

ただ、流されるままに「できます」と言う必要はなく、不安があれば「どのような業務を担当するのですか?」と、その場で追加質問しましょう。入社後のギャップを防ぐことができます。

 

「弊社の理念やビジョンをどう思いますか?」

ベンチャー企業には、理念やビジョンに共感して働く社員がたくさんいます。

その一体感が、企業成長の原動力になっていることも多いです。そこで面接官は、求職者にも感想や意見を聞くことで、仲間として働けそうかを考えます。

あなたも少なからず共感して選考を受けると思うので、「大変共感しております」と即答できるとベスト。しかし難しいこともあるでしょう。

そんな時は、自身のエピソードや考えを交えながら、共感している近い理由を話しましょう。

 

【超重要】ベンチャー企業の面接で「絶対避けるべき」3つの発言

これらを踏まえて、絶対に言ってはいけない発言を逆説的にご紹介します。

下記の3つを一瞬でも感じ取られたら、基本的に「カルチャーが合わない」で選考のお見送りをされると思ってください。この3つは超重要です。

 

他責にするような発言

これ一発でおしまいです。ベンチャー企業が最も嫌がる人種が「他責さん」です。

選考落ちの理由でも「他責傾向あり」とされる方は本当に多く居ます。

ベンチャー企業は少数精鋭の組織なので、何事も自分事として考えられる人が求められます。

「この業務は他部署の事だから無関係だ」「言われてないからやらなくて良いや」と、周囲に関心を持てない人は好まれません。

そのため、例えば退職理由を聞かれたとき「人間関係に疲弊して辞めました」「職場環境が悪かったんです」と、周囲の環境のせいにした発言は嫌厭

一発アウトではないですが、これも結構厳しいです。

面接中の何気ない会話で気を付けたいのは、周りに流されて行動したり、みんながやっているからやったりと、自分の意思を伴わない行動をした話。

ベンチャー企業では基本的に、自律的で自走できる人材が欲しいので、マイナスイメージを与える可能性が高いです。

 

対人マナー違反

営業職の場合、実は結構見られています。ベンチャー企業の面接は、和やかな雰囲気で進むことが多いです。

とはいえ、その雰囲気に流されて、社会人マナーを欠くことのないようにしましょう。

特に営業職の場合は、第一印象やマナーが成果に影響するので、面接でもそういった面がチェックされます。

きちんと挨拶ができなかったり、敬語が正しく使えていなかったり不潔な格好で行ったりすると、容赦なく落とされるので注意しましょう。

 

落ちてしまうベンチャー企業の面接はこんな感じ…

 

面接官「どうしてベンチャー企業に就職(転職)しようと思ったのですか?」

応募者「今の職場では自己成長できないと思い、もっと成長できる環境に移りたいと思ったからです!」

 

一見違和感のない受け応えに見えるかもしれません。しかし面接官の立場になってみると、いくつも問題点があるのです。

求職者の回答の前文では、職場環境のせいにする他責思考がみられます。

また、「もっと成長できる環境」はかなり抽象的な表現ですし、「ベンチャー企業に就職・転職すれば成長できる」という安直な考えが透けて見えます。

面接官としても、「なぜ今の職場に入社したの?」「どんな風に成長して、どうなりたいの?」「成長できる環境って、どんな環境?」…と、疑問は尽きません。

この後の深堀りしてくれる優しい面接官ならいいのですが、このままだと選考通過は難しそうな予感がします。

 

【まとめ】ベンチャー企業の面接は難しい?絶対避けるべき3つの発言

ベンチャーと聞くと、何かと自由で闊達でいい感じ〜と思われがちですが、普通の企業よりも採用する仲間の見極めには力を入れていることがお分かり頂けたのではないでしょうか。

ベンチャーの面接は難しいところもありますが、この記事の内容をしっかり抑えましょう。

普通とは違うからこそ、面接を受けるなら他の人と差別化するためにも、前もって“落ちない受け応え”をマスターしておきたいですよね。そんな時はこちらの記事も参考頂くと良いでしょう。

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