「営業で副業するなら何がいいのかな?」日中に比較的自由な時間のある営業職の方であれば、一度は副業を考えたことがあるのではないでしょうか。
今回は営業職の方が副業を考えた時に、おすすめしたい営業代行について、「オススメのやり方」までご紹介。この3つのポイントを押さえれば、あなたはどんなスキルでも獲得出来るようになります。
僕自身、元々普通の営業サラリーマンだった所から、営業代行を始めて色々なスキルを獲得し、事業化や起業した経験もあるので、是非営業の副業を検討されてる方は参考にしてみてください。
目次
なぜ営業の副業は営業代行なのか
結論、営業経験者にとって「出来る」と「求められてる」の釣り合いが取れてる(需給バランスがいい)のが営業代行業務だからです。
ITエンジニアが独立したり副業したりする際は、大体が開発案件の受託、つまり開発代行業務をします。これは、ITエンジニアにとって「出来る」と「求められてる」の釣り合いが取れてるからです。
IT企業において、ITシステムの開発需要がない企業はほぼありません。それと同じように、営利組織において営業の需要がない企業はほぼありません。
営業経験者にとって営業代行業務は、局所的に顕在化した需要が確実に見込める業務なので、世の中の供給も多いのが魅力です。
しかし、業務を行う上でのコツを知らないと、ただの小銭稼ぎになってしまい、結果的に何も生まない可能性があるので注意が必要です。
営業の副業は大きく分けて2つだけ
基本的に、営業スキルを生かして副業をするなら、大きく分けて2つしかありません。
営業の副業
- 営業コンサル
- 営業代行
それぞれメリットやデメリットがあります。ただ、超実力者か、誰でもわかる実績がないと「1.営業コンサル」は出来ません。
営業コンサルの副業
営業コンサルは、これまで積み上げたノウハウを提供する「コンサルティング業務」となります。
営業コンサルはコンサルティング業務なので、人よりもかなり優れたノウハウを経験や実績ベースで語る必要があります。
年間500万売り上げた社内50位の営業と、年間5000万売り上げた社内1位の営業と、どちらからコンサルして欲しいかと言われたら勿論後者ですよね。
メリットとしては、誰でも出来るわけではないので、時間あたりの単価が高いのが魅力です。僕の周りには「月に4時間稼働で10万」なんて人もいるくらいです。
デメリットは、そもそも誰もが出来るものではないのと、基本はノウハウの吐き出しなので、いつか枯渇してしまいます。また、新しい経験をしなければ古い知識となっていき、使えなくなってしまいます。
現職で圧倒的な成果を出すか、後述するように営業代行の実績と経験を重ねることで出来るようになるので、まだ自信がない人はゆくゆく目指していくのをオススメします。
営業代行の副業
逆に、営業代行はノウハウや経験を積み上げていくものなので、極端に言ってしまえば始める際に突飛な実績は必要ありません。冒頭でお伝えしたように、世の中の案件供給もかなり増えており、仕事は余ってます。
メリットとしては、成果報酬型の案件もあり、これは基本的に請け負うハードルがかなり低いので誰でも始めることが出来てしまいます。また、色々な商材や業界の知識、営業経験を積めるので、成長できたりキャリアの幅を広げるきっかけになったりします。
デメリットとしては、「お金を稼ごう」とすると、小銭稼ぎになってしまい、しかも時間も使うので本業にも影響が出て… と不のサイクルになってしまうことも。
基本的に営業代行の副業は、しっかりと目的を持ってやるのをオススメしています。
逆に目的を持ってやる事ができれば、自分の思い通りに成長して将来的に稼いでいくことが出来るので、これから紹介するやり方のコツをしっかり抑えて取り組むようにしましょう。
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営業代行で成長しながら稼ぐ3つのコツ
3つのコツ
- 獲得知識やスキルを明確にする
- 副業で稼いだお金でスキルを高める
- そのスキルでそこそこ食えるレベルを目指す
1.は営業で副業をするならどんな人にも当てはまります。基本的に営業の方が副業で営業代行をする価値は「本業以外の商材や業界の経験を積む」以外ないです。
2.3.は将来的に転職や独立、キャッシュフロー事業を作りたいと思っている方は、特に意識すると良いでしょう。
1.獲得知識やスキルを明確にする
この記事で一番大事な部分がここです。営業代行の副業を行うなら全員意識してください。成果報酬型であれば、色々な業界、あるいは商材の営業が出来るチャンスなので、営業経験の幅がかなり広がります。
「なぜ貴重な時間を使って副業をするのか?」
「副業をXXヶ月行った上で何のスキルや経験・知識を獲得しようとしてるのか?」
「それを獲得するとその先の将来何の役に立つのか?」
案件を探す前に、こんな形でキャリア設計をしっかり行いましょう。
最も意味ないのが「小銭を稼ごう」です。だいたい副業も本業も中途半端になって、仕事が悪循環になるのがオチです。
小銭を稼ぎをしたいなら、他の手段を探すか、本業に集中するようにしましょう。
2.副業で稼いだお金でスキルを高める
例えば「Webサイトの開発から営業まで出来るゼネラリストになりたいから、Webサイトの開発を学びたい」と考えたとします。
この場合はまず「Webサイト開発企業の顧客新規開拓」の案件で営業代行をします。
独学で学びながら業務を続けると、お金を稼ぎながら、なんとなく営業プロセスやビジネスプロセスの全体感がわかってきます。
その段階になったら、稼いだお金でWebサイト開発のスクールや、コンサル、有料教材買ったりして、実際にサイト開発技術を深く学びます。
この段階ではまだ稼ごうと思ってはなりません。1.で明確にした獲得スキルや経験を磨くことに集中してお金を無理のない範囲で使いましょう。
こうやってまずは基本技術を無理なく獲得していきます。
3.そのスキルでそこそこ食えるレベルを目指す
実際に開発が出来るようになったら、実践経験を得る必要があります。普通ならクラウドソーシングの会社に登録したり、相見積の会社に登録することになりますが、多分この段階のあなたであれば自分で顧客を開拓出来るはずです。
これまで磨いたスキルをフルに使って、今度は自分で顧客を開拓して自分で開発をします。「1人Webサイト開発会社」のイメージですね。
何件かこなしながらスキルを更に高めていき、最終的には色々付加価値も提供できるようになると思うので、自由に副業をしてみてください。
これが出来るようになると、今度はWebサイトを開発出来る知り合いを見つけて、顧客開拓しながら自分も開発に混ざったり、最終的にはチームを作って案件だけを取ってくる感じにして… とやっていけば、気づいたらWebサイトを開発する収益事業(スモールビジネス)が出来上がってます。こうなったら独立も可能です。
そこまで必要がないなと思えば、1.に戻って別のスキルを獲得しても良いですし、この経験を活かしてWeb開発系の会社に転職しても良いでしょう。
今回の例はWebサイトの開発でしたが、採用代行でもSaaSでもWeb広告でもそこまでやることは変わりません。
このように上記3つのコツを押さえれば、成長しながら稼いでいくことが可能となります。
営業代行は副業から事業化も出来る
更に、そもそも営業代行自体が「ビジネス」でもあります。今後働きながら収益事業を作りたくなった際に、営業代行経験を活かして営業代行事業を作っていくことも可能になります。
冒頭にお伝えしたように、需要はかなりあるので、才能がなくても事業化しやすい「スモールビジネス」となるのです。
小銭稼ぎではなく、別のキャッシュフロー事業(自分の働く時間外でお金を生む仕組み)を持っていると、かなりキャリアの選択肢に自由度が生まれるので、副業をやる際は、最終的にどんな形であれ事業化を念頭に行うのをオススメしています。
僕自身、起業直後は本業と別に営業代行で日銭を稼いでいましたが、レバレッジが効かないので事業化して、キャッシュフロー事業にしました。
そのため、中長期的に考えると、営業の副業スタートに営業代行を選ぶのはかなり良い選択肢と言えます。
【まとめ】営業の副業は断然営業代行!成長しながら稼ぐ3つのコツ
営業代行では、このようにして成長しながら稼いでいけるのが大変魅力です。しかも、基本的にやる気があれば誰でも出来ます。
この3つのコツさえ抑えて副業をすれば、かなりキャリアの選択肢が広がると思います。ただ、自分がこれまで経験したことのない商材や業界の営業をするのが難しいのも事実です。
こちらの記事で、営業職の種類を網羅解説しているので、世の中にどんな営業があるのかを学び直しても良いでしょう。
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